◆真っ赤 ページ14
.
「かちょー」
「どうしたの、高井くん」
「キスマーク見えてまーす」
「･･･！！」
ガタガタッ
あからさまに動揺してすぐにワイシャツを手繰り寄せる。
「ちがっ、これは･･･」
近くにいて偶然聞いていた男性社員の目が、若干熱い。
昼間からそんな目で見ないでほしい。
「□□課長もついに、コレ出来たんスか？」
高井くんが親指を立てて私の目の前でひらひらと動かして見せる。
すると周りからは「ふぅっ」や「ひゅーひゅー」という冷やかしの声。
「違うって！やめなさい！」
声を荒げている私だけど、頬が真っ赤だから説得力も拘束力もない。
ノリのいい職場は嫌いではないけれど、こういうノリは好きじゃない。
「いいから仕事して！これ部長に提出！古井さんはんこ忘れてる！」
テキパキと仕事の指示を始めると、「うげー」という不満げな声があちこちから聞こえた。
そうだ、これが本来の私だ。
「よし、あと半日。」
気合いを入れ直して、目の前の書類の確認を始めた。
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蓮 架(プロフ) - Yumiko Haradaさん» コメントありがとうございます(*´Д｀) 大人な相葉くんを書きたかったので、バーテンダーにしてみました(笑) 蓮架もドラマ好きでした！笑 (2013年11月5日 18時) (
レス) id: 73c955a866 (このIDを非表示/違反報告)
Yumiko Harada(プロフ) - こんあいば。バーデンダーのドラマ大好きです (2013年11月4日 23時) (レス) id: a9d94a8163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 架 | 作成日時：2013年10月29日 20時
