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光永が目の前の扉に気づいた.
けれど俺達は全部知っているから,こいつらの喜びに賛同できない.
翔「 どうしたA? みんなも…せっかく脱出できるって言うのに浮かない顔して… 」
『 …はぁ…ほんっっっっと,お前達って空気読めないんだな. 悪いけど,俺達は学校から出るつもりはねぇーよ 』
翔「 え… 」
葵「 はぁ? 」
無言の時が続く中,金属の音がまた響いた.
▲▼
とりあえず上で話すことになった俺達は誰も口を開くこと無く美術室へ戻った.
涼音「 ねぇ! どういうこと? 学校から出ないって! 」
海斗「 …皆に話がある! ────ここに残ってくれないか 」
光多「 は? お…おい! 何言ってんだよ! 」
颯真「 先生と一緒に,このまま学校にたてこもってほしいんだ 」
最後に梯子を登る事にした俺はゆっくりと皆の元へと脚を向ける.
新「 どうしたどうした? 頭でも打ったか? 」
瑠奈「 …っ,いや,先生は! 私達の為に,こんな事件を起こしたの 」
『 そっから先は俺が説明するよ. 多分…この中で1番俺がアイツがやりたい事を詳しく知ってるから 』
香帆「 Aｯ… 」
香帆に名前を呼ばれたが返事はせず目を伏せた.
そして一息吸って目を開けた.
『 柊の目的は,真実を白日の元に晒すこと…澪奈が殺された真実を,な 』
香帆「 殺されたってどういうこと? 澪奈は自 殺したんでしょ!? 」
隼人「 誰に殺されたって言うんだよ 」
『 …それを,この残りの生活で捜そうとしてるんだよ. 今回の事件は誰が死んでもおかしくなかった. もしかしたら俺だったかもしれない. お前達だったかもしれない.
────────たまたま,澪奈だったんだ. それで,澪奈が死んで事件が終わったのかと思えば,これはまだ終わってなかった. これを解決しないと,間違いなく次の犠牲者が出る 』
花恋「 ちょっと待ってよA君. それって澪奈の代わりに,私達が命を落としてたかもしれないってこと? 」
翔「 事件は終わってないって…まだ誰か死ぬっていうのか? 」
新「 けどそれと立て篭りがどう関係あんだよ? 」
まだ,皆がザワザワとしだす.
あぁ,なんでコイツらはこんなにも頭が悪いかなぁ….
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ろーずまりー(プロフ) - 蒼炎さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてよかったです！頑張って完結までもってきますー！ (2020年7月25日 20時) (
レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - とても面白いです！！ぜひ、完結まで持っていってくれるとありがたいです！更新待ってます！！ (2020年7月24日 15時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - そうなんですねれ！楽しみに待ってます！！ (2020年7月9日 14時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 楽しみにしています！頑張って下さい！ (2020年7月9日 14時) (レス) id: a75fa38380 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます！もう暫くしたら私生活が落ち着くのでそのタイミングで更新します！ (2020年7月9日 9時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーずまりー | 作成日時：2019年5月15日 16時
