3-1 ページ44
-宇佐美香帆side-
柊「 今日も俺の授業を始める,礼 」
お決まりの台詞をぶっきーは言って私達はそれに従う.
私の後ろの席は空席,その空席の後ろからとても冷たい目を向けられてるのが嫌でもわかる,涼音だ.
1日目は恋人,2日目は幼馴染…私のせいで,って言っても過言じゃない.
柊「 どうだぁ? 昨日は寝られたか? 」
涼音「 寝れるわけないでしょ? 」
柊「 そうか…やっぱり暖房完備でも雑魚寝はキツいかぁ 」
いや,そうじゃないでしょ.
ぶっきーだって気づいてるはずなのにあえてそれには触れないなんて.
A程じゃないけど,いやらしい戦法を考える人物だなぁ.
隼人「 くだらねぇこと言ってねぇでさっさと解放しろよっ! 」
柊「 なら…早いとこ真実を掴まないとな 」
小さく呟いて甲斐の肩に手をかけるぶっきーはさくらに教室の電気を消すように指示をした.
黒板に映し出されたのは私がマインドボイスにあげた試合当日のフェイク動画.
そして,続けて流されたのはAと澪奈のフェイク動画.
横目で堀部さんを見るとその肩は僅かに震えていた.
柊「 この動画を投稿したのは宇佐美だ. だが…撮影したのは別の誰かだった… 」
隼人「 どうだか. 罪を軽くするための言い逃れじゃねぇの? 」
「 ッ,はぁ? 」
柊「 宇佐美が言ってることは本当だ. フェイク動画を撮った生徒はこの中にいる 」
ぶっきーに庇われるのも複雑な気分.
確かに投稿したのは私だ,Aは1mmも関係無い.
なのになんで,Aはログインのパスワードを知っていたんだろう.
彼の前どころか誰かの前で1度もログインをした事なんてないのに.
それからのぶっきーは犯人は手を挙げてとか馬鹿みたいな事をして,警察へと連絡した.
「 Aなら,こんな時…どうするのかな… 」
201人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろーずまりー(プロフ) - ブラコン姉さんさん» まり様は笑いました笑.東条君オチですね!考えてみます!笑 (2019年5月13日 2時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
ブラコン姉さん(プロフ) - まり様流石です…!是非俺スカも書いてください…!個人的に東条君オチを…! (2019年5月12日 3時) (レス) id: 53cfa4bcb6 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - 雛乃さん» い、妹様も読まれているんですか…!本当にありがとうございます!頑張りますね! (2019年4月9日 20時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
雛乃(プロフ) - ろーずまりーさん» 読み返す度に妹と語り合ってますw おおお!ありがとうございます!!更新楽しみに待ってますね!! (2019年4月9日 19時) (レス) id: 1f1a1dc789 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - kk7336963さん» コメントありがとうございます!さすがにこの状態では終われないです…!更新の方はさせていただきます! (2019年4月9日 19時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろーずまりー | 作成日時:2019年3月8日 5時