Happy Birthday AYUMU.T ページ46
『 あゆやん、誕生日なのにレッスン? 真面目ですねぇ 』
「 そういうAはオフだろうとなんだろうと半日はレッスンに命賭けてるだろ 」
『 ……見てたんですか? 』
「 たまたま、な。同じ寮にいるんだ見えても仕方ないだろう 」
『 でもあゆやんとあたしの部屋の住んでる階違いますよ 』
「 む…そ、それは… 」
まぁ別に見られても困ることはないしいいか。
それでRockDownが高見へ登るならいいもんだ。
『 っていうか、身体、大丈夫なんですか? 無理してません? 』
「 …いつから気づいていた 」
『 最初から 』
あゆやんは身体が弱い。
それに気づいたのは初めてRockDownのレッスンを見た時。
すぐに荒れる呼吸、乱れるペース。
一瞬ですぐ弱いんだなって思った。
『 今日くらいお茶でもしましょうよ 』
「 そんなことやってる暇は… 」
『 だから武士って言われんでしょ…それよりほら、行きましょ 』
「 ちょ… 」
誕生日にレッスンに時間を使うなんて勿体ない。
もうそんなに無理する程追いついてないってわけでもないのに。
オーバーワークになっちゃうし。
『 あゆやんはもう無理しなくてもいいんですよ 』
「 !!! 」
『 レッスン頑張ってるあゆやんは確かにかっこいいけれど、あたしは普通に話してるあゆやんも好きです 』
「 ……し、仕方ないから今日だけなら… 」
『 あははツンデレ 』
「 ツンデレではない、武士だ 」
『 ……それやめません? 』
「 ? 」
結局連れて行った行きつけの喫茶店で奢られた。
ちょっとまってよ、今日はあゆやんの誕生日なのに！！！！
って言い合いになったのは言うまでもない。
∗*∘ᎻᎯᏢᏢᎩ ᏴᎥᏒᎢᏲᎠᎯᎩ∗*∘
❁*.ᎪᎩᏌᎷᏌ ᎢᎪᏣᎻᏆᏴᎪᏁᎪ*.❁
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろーずまりー | 作成日時：2018年2月14日 3時
