【ツキウタ。】no title【ツキプロ】 (ページ25)

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弟の日(黒年少) ページ25

『今日は弟の日なんだって♪ だからなんでも言っていいよ、恋』

「え? え? 俺とA同い年だよね!? 」

「まぁ恋が誕生日的に一番下だからねー」

『で? ほらほら! おねーちゃんに言ってみなって! 』

「ぐぬ…なんか悔しい! 」

駆があたしの作ったおやつをモグモグしてジト目でこちらを見ている。
多分脳内は、また馬鹿な事やってるなー程度だから気にしない。

「んー…じゃあ、俺、毎日Aのご飯が食べたい! 」

『「却下」』

「なんで!!!! 」

思わず振り返り駆と目が合う。
ハモった事に駆も驚いてるらしく目をぱちぱちさせて可愛い。

『今日だけできることにしてよ。弟の日は今日なんだから』

「えぇー…んー…それじゃ、ほーんといつも通りになっちゃうけど」

「いんじゃないの? 恋らしくて! 」

「服、買いに行こう! 」

『荷物持ちは恋ねー。よし、駆、いくよー』

「あいあいさー」

「あれ弟の日なんじゃないっけ」

結局このあと服を買って荷物は恋に持たせて駆と2人で連れ回した。
やり過ぎたかなって思ったけど恋も楽しそうだからいっかと反省せずまた次の店へと足を運ぶ。

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「こーい? Aと手繋げたからってニヨニヨしないでよね、怪しまれる」

「だ、だって駆さん! 」

「はいはい。いつまでも初だねー」

「からかうなー! 」

『恋うるさーい』