【ツキウタ。】no title【ツキプロ】 (ページ22)

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ひな祭りページ22

『ねぇ…今日って女子の祭りなんだけど』

「知ってる、だから俺も女装してるんじゃん♪ 」

『やめて奥井さん』

今日は簡単に言うとひな祭りである。
そう! 女子の祭り!
って言っても女神はコッチに来れないならぼっちで雛人形飾って眺めてたら数名が女装をして現れてきた。
警察を呼ばなかったあたしを褒めてほしい。

『それにしても…まぁ1人違和感がないけどそれ以外はちょっと… 』

「ひっでー! 頑張ってAの服で女の子っぽくしたのにさぁ」

『後でその合計金額の倍の金額返してくださいね』

「え」

女装が似合いそうなメンツ連れてこいよ…って1人以外の全身を見ながら心で呟いた。
しかも数枚あたしの服じゃないか。どっからパクッたんだそれ。

『それにしても廉は似合ってるねぇ… 』

「か、からかわないでください…! 」

『いやほんとかわいい。でもその色合いは廉には合ってないかな? おいで。とびっきりの可愛いの着せてあげる♪ 』

「へ、ちょ、えええええええ」

『あ、男子禁制だから、待ってて』

扉を閉めて廉を連れ込む。
表現が危ないって？そんなの知らない。
可愛い廉をその辺に座らせると棚の奥にしまってあった服を出す。

バッと広げた瞬間廉の叫び声が寮中に響いた。