明日も３１ ページ32
「やっぱり今年の注目は一年の劇だろ？」
「それが噂だとあの癒波さんが姫役らしいぞ」
「は！？！？マジかよ！？」
「マジマジ、俺そのためにこの時間のシフト開けてもらったからな。」
「てかお前後輩にさん付けかよ」
「癒波さんにはさんつけるだろ」
「付けるわ〜」
「だろ〜」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
いよいよ当日、劇は体育祭もやった超大きいホールで行われる
演出に個性を使ったりするから、普通の高校みたいに、舞台ではやらないのだそう。
セットもバッチリだった。
あとは時間が経って、役者が出れば、劇は始まるのだ。
「き、緊張、してきた、」
「大丈夫大丈夫！！今まで通り行けば最高だから！！今日はメイクもするね〜」
「う、ん」
既に用意を終えているお茶子にアイシャドウを塗られながら、私はめちゃくちゃに緊張していた。
仮免試験とかの時の100倍は緊張してる、無理
「そう言えば今日の劇ってチケット完売なんでしょ〜？」
「そうそう立ち見分も全部売れちゃったんだって」
まじかーと近くから話し声が聞こえて、緊張はさらに高まった。
というか高校生の劇になんでそんなに人が来るの！？え、雄英凄いな！？！？
「メディア向きの子とか、個性とか見るのに有効だからプロヒーローも結構来てるみたいだよ」
「ま、まじでか、」
やっぱり雄英だからか、そうなのか、
バクバクなる心臓を抑えながら息を吐く
「よし！できた！Aちゃんこっち向いて！」
最後にキュッとリップを塗られ、ヘアメイクは終わったみたいだった。
回転式の椅子をお茶子の方に向けて目を開く。
ずっと閉じていたから眩しくて、瞬きを繰り返した。
「ありがとう、お茶子」
「Aちゃん…その格好で爆豪君に会ったらダメだよ…劇どころじゃ無くなっちゃうから…」
ちょっと何言ってるのかわからない
緊張に呑み込まれないように深呼吸をして時計を見ると、スタンバイまであと20分を切っていた。
「おいA、終わったんか」
「うん終わった、今出るね」
鏡台に付けられた眩し過ぎるぐらいに輝くライトが、鏡に反射して、赤いドレスが映えるように塗られたオレンジのリップが艶めいた。
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
