明日も２９ ページ30
「ここでばーっと炎を...」
「なるほどな、わかったやってみる。」
文化祭までいよいよ一週間を切り、細かい演出なども入り、劇はいよいよ形ができてきた
最初は重いし動きにくかったドレスも今では殆ど気にならない
これで走れって言われた時はお茶子、とうとう頭イかれたんじゃないかと思ったものだ。
爆破のシーンが終わってふーっと息を吐く勝己にお疲れ様、と水とタオルを渡す
その時だった
ホールのドアが大きな音を立てて開いて、何事？とそこを見ると、大勢の人がいた
逆光で、シルエットしかわからないが、どうやら結構な人数がいて、それからあのシルエットは...
「着物...？」
誰かのポツリと呟いた声に納得する。
そうだ、あれは着物だ
でも夏祭りとか、成人式で着るような物じゃない...
ガチのヤツ、きっとあれはいわるゆ十二単と呼ばれる物だろう
ぽかーんとしているA組に響く聞き慣れたあの憎らしい笑い声
「はーーっはっは！A組はまだ演出の段階なのかなぁ?!あれれ？おっかしーーなー？！」
「あの人って...」
思わずぐっと顔を顰める
「いやぁ、まだ完成もしてないんじゃ、B組の勝利は決定かな〜〜？！？！」
「モノマネ野郎...！」
そこに居たのは鮮やかな和服に身を包んだB組だった
「うるさい物間。つーか勝ち負けないし」
モノマネ君の後ろからヒョコッと顔を出したのは一佳ちゃんで、これまた綺麗な十二単
「ごめんねA組、本番前にお互いどんなのやるか知っといた方がいいかと思って」
「あぁ！そういうこと！」
監督姿のお茶子がなるほど！と声を上げる
「ケロ、Ｂ組は何をするの？」
「ウチは源氏物語的な」
「だからそんな暑そうなの着てるのか〜」
A組とは対照的な演目だ
「A組は何するんだ？」
「俺らはRPG！」
鉄鉄くんの声に元気よく衣装を指さしながら答えた切島
「へ！凄いねこの衣装！凝ってる〜〜そして可愛い〜〜〜」
「ん」
「made inやおももだからね」
2人の衣装も十分凝ってるし十分可愛い
するとA組とB組が互いの劇についてわーわーしている中、顔を真っ赤にして硬直しているモノマネくん
どうしたんだろ……
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
