明日も４２ ページ43
「つ、冷たい！」
「Aちゃんよく登山行くんちゃうん？雪なんか見飽きてるかと思った！」
「勝己、冬山好きじゃないんだもん」
頬を赤くして楽しそうに雪を触るAちゃん。
爆豪君は寒いのが嫌だから、と来なかったらしい。
マフラーに顔を埋め、頬を緩ませながら雪に寝転ぶ彼女は相も変わらず女子から見ても可愛らしい。
爆豪君来ないなんて馬鹿だな〜なんて思っていると、それはデク君や轟君も同じらしく、雪そっちのけでAちゃんを眺めている。
罪深い子だ…Aちゃん…
「見てこれ」
「え？何これ？」
「出久」
「え！？僕！？全然似てなくない！？」
「A、俺も作ってくれ」
「いいよ〜〜」
けたけた笑いながら雪を丸めるAちゃん達に流れる雰囲気は、マイナスイオンが凄い。
そんなふわふわした３人とは対照的に、すぐ側では戦いが始まろうとしてた。
「雪合戦しようぜ!!!!」
「いいねー！やるやるー!!!!」
切島君の一言でうぉぉぉっと声が上がり、適当にチームが振り分けられる。
「ガチ勝負な！！勝った方が共有スペースの当番１週間免除って事で！！」
「はっ、言ったな上鳴…オイラの玉は避けられないぜ…」
「戦争の縮図。」
「やるからには本気ですわ！！」
常闇君や八百万さんまで気合い十分だ。
「麗日やるだろー？」
「え、うん！やる！Aちゃんは？」
「私今この轟君DXを完成させなきゃいけないからとりあえずいいや」
「そっか！今行くー！」
真剣に轟君DXを作るAちゃんと同じく創雪に勤しむ轟君とデク君は不参加で、雪合戦が始まった。
「オラオラオラァ!!!!」
「レシプロバースト!!!!」
「全く関係ねぇ！！」
飛び交う玉は流石ヒーロー科、と言うべきか、物凄いスピードだった。
女子も男子も関係なく半端じゃない量とスピードで雪玉が行き交う。
「ぶべぇ!!!!おい誰だ!!!雪玉に石詰めたの!!」
「プッ、上鳴ナイスヒット」
「じろおおおおお!!」
笑い声と共に更に雪玉の勢いが上がってきた時だった。
誰かが放った雪玉が、逸れてAちゃん達の方に飛んでゆく。
３人は背を向けていて、全く気が付いていない。
あんなん無抵抗で当たったら死んじゃう！！！
危ない、避けて、
そう思ったその時だった。
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
