明日も２ ページ3
「なるほどな、それはお前が悪い。」
「……」
そんなこと言われなくてもわかっとるわ、という言葉を飲み込んで床を睨みつける
仮眠室で担任と向き合いながら説教されるのに、気分が良い奴なんていないだろう。
Aを、また泣かせた
期末試験の時よりも、最低最悪な泣かせ方だった
何してんだお前死ねよ、と自分に言って殴り飛ばしたいぐらいには後悔している
なんであんな事を言ったのか、自分でもわからなかった
でも、心のどこかで眠っていた事なんだろう
Aが仮免に満点合格して、俺はクラスでたった２人の不合格
Aが天才で、俺より先に進み過ぎているのを、他人に見透かされそうな気がして、釣り合ってないと、Aに思われる気がして
らしくないが、動転した
もっとも、Aがそんな事を思う筈は無いのだが。
「お前、自分が悪いっていうのはわかってんだろ」
「……ッス…」
「癒波は努力してるぞ。お前が１番知ってるだろ」
その通りだ
Aが努力しているのは俺が一番知っている
熱の時でも参考書を開いて、俺でも到底読めなそうな医学書を、辞書引きながら必死に読んでるのも、全部
毎日というわけでは無いが、互いの部屋で寝泊まりしているのだから、当然。
「朝練して、夜遅くまで勉強して、訓練のために病院通ってるのもお前が一番知ってるだろ」
「……は？」
全く知らない事を言われて思わず聞き返す
「？緑谷に聞いたぞ。癒波が自主練している所で自分も負けてられないから自主練していいかって。あぁ、あと、遅くまで電気が付いてるってのもな。お前、知らなかったのか。」
知らなかった
夜はしっかり寝てると思ってたし、自主練なんてしてたか？
朝はAの方が早く起きてるからわからねぇ。夜はもしかして、俺が寝てから勉強してたっつうことか…？
そして出てきたデクの名前
なんでアイツが知ってて俺が知らねぇ事があるんだよ…!!!
AちゃんAちゃん、と幾つ歳を重ねても、邪魔くさいもう1人の幼馴染の顔がチラつく
「……まぁなんだ、とりあえずもう2度とそんな事言ってやるなよ。それからお前ら、よく話せ。」
言われなくても、わかっとるわ
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
