大好き３６ ページ37
「音楽流そうぜ！！夏っぽいの！！」
「ねぇポッキーをちょうだいよ」
ざわざわと騒がしいバスの中で後ろの方に勝己と座る
勝手に別の席行かないように窓側に追いやられた…
どこにもいかねぇっつっうの
というかＢ組どうしたんだろうなーなんて考えていると勝己が体を寄せる
「肩かせや」
「ん、いいよ」
どうやら寝るつもりらしく、肩に少しの重みと、首元に触る髪が少し擽ったい
目を閉じている勝己は眉間にシワが寄ってなくて可愛い
「Aちゃん！ポッキーどう？」
「ありがとー」
「飴もあるよー！」
梅雨ちゃんやお茶子が座席の隙間からお菓子をくれるので、私も持ってきたお菓子を出す
かなり騒いでいるが、相澤先生も寝に入っているようで怒られる気配はない。
ワイワイと喋ったり勝己の頬を突いたりしていると、突然青山くんが気持ちが悪いと言い出した。
どうやら酔ってしまったらしい。
あ、そう言えば
「おいAー！お前治せたりする？」
「あーうん、最近リカバリーガールみたいに治癒力活性化で早く治るようにできるってわかったんだよねーやってみるよー」
病気系は今まで無理だったんだけど、最近頭痛とか、風邪程度なら治癒力活性化できることに気が付いた。
「すごい…！Aちゃんがどんどんチートになって行くよ…！新しい情報だな…早速ノートに書き込まなきゃ…」
ブツブツと何かを唱えだした出久
それはさておき、青山くんに触れに行かなくては、と思い席を立とうとする
「勝己〜ちょっと一瞬待ってて〜」
とんとんと頭を叩いて呼び掛ける
「…あぁ゛？行くな」
「青山くん気分悪いんだって」
「……俺よりソイツを取るんだな」
なんだコイツ寝ぼけてんのか？
「違うよちょっとだけだから」
「許さねぇ……」
がばぁっと抱き込まれて更に動けなくなった
耳元ではすよすよと寝息が聞こえているから完全に寝ぼけているんだろう。
その後、青山くんが「甘々で更に気持ち悪い…」と言い出したので、大人しく座っている事にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クーニャン(プロフ) - 溺愛の話3で夢主の誕生日が24日に変更になったとありますが、溺愛の話4の設定で23日のままでした。 (2018年10月26日 23時) (
レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - 見てて飽きないくらい面白いです！！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 48cfca5af0 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - アルカリ性中毒さん» ありがとうございます！物間君可愛く書くの難しかったんですけど、楽しんでもらえてよかった〜！ (2018年1月5日 18時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ性中毒 - 物間かわいい！ (2018年1月4日 22時) (レス) id: 02338b78c4 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - アルトホルンさん» ありがとうございます！甘いかっちゃんが大好きなので、そう言って頂けて嬉しいです！´`* (2017年10月14日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：akamaru
| 作成日時：2017年9月22日 16時
