大好き２４ ページ25
「あ、ありがとうございます、リカバリーガール…」
ベッドに横たわりながらお礼を言う
あの後、オールマイトにSmashを決めて、両脇にAちゃんとかっちゃんを抱えてゲートを越えた
その時の僕の体に、腰の痛みなんて、一つも無かった。
「オールマイト!!!!あんたホントに加減を知らないね!!!!??」
オールマイトを怒るリカバリーガール
横たわる、と言っても僕は大した事ない。
大きな怪我はAちゃんが治してくれたから
残っているのは疲労感
最後の最後、Aちゃんは生まれて初めて、人の怪我を自分に移した
小さい頃から、下手をすれば命を落とすから絶対に使うなと、Aちゃんが言われていたことを幼馴染みである僕は知っていた。
なのに、止められなかった
「アンタはこの鍛えてある男、にタックルしたつもりかも知れないけど、最終的にこの細い女子に全部のダメージが行った。普通なら即死かもう２度と起き上がれないよ！」
面目ない、と頭を垂れるオールマイト
「…幸い、Aの個性が、『寝れば回復する治癒』だったから良かったものの…だからAの負担が大きすぎるって言ったんだよ｣
今Aちゃんは、ベッドの上で規則正しい寝息を立てているが、しばらくは起きないだろう。
「緑谷れアンタもアンタだよ！知っていたならどうして止めなかったんだい？！」
「とっ、止めようとしたんです！途中でAちゃんが何しようとしているが気付いたか
…でも、離してくれなくて、」
「リカバリーガール、緑谷少年は悪くないんです…教師として、止めるべきだった…」
オールマイトが謝る
するとまた大きな溜息を着くリカバリーガール
「…この世に治癒個性を持つ者は少数でも居ることにはいる。治癒力の活性化、自分に傷を移す、ダメージ軽減、痛みの無効化…いろいろさね。でも、Aのような完璧な治癒個性はこの世界でも唯一無二なんだよ…」
真剣な顔で僕に語りかける
「言ってる意味、分かるかい？」
僕はしっかりと頷いた
つまり、学校はAちゃんを失ってはならないのだ。
もしも、万が一敵に攫われでもしたり、命を落としたりすれば取り返しのつかない事になる。
Aちゃんは自分よりも他人の怪我を優先するから、
「わかったんならとにかくもう自分の身を滅ぼすような無茶はしないことだね。｣
リカバリーガールの声を最後に、僕も微睡みの中に意識を落とした。
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クーニャン(プロフ) - 溺愛の話3で夢主の誕生日が24日に変更になったとありますが、溺愛の話4の設定で23日のままでした。 (2018年10月26日 23時) (
レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ - 見てて飽きないくらい面白いです！！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 48cfca5af0 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - アルカリ性中毒さん» ありがとうございます！物間君可愛く書くの難しかったんですけど、楽しんでもらえてよかった〜！ (2018年1月5日 18時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ性中毒 - 物間かわいい！ (2018年1月4日 22時) (レス) id: 02338b78c4 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - アルトホルンさん» ありがとうございます！甘いかっちゃんが大好きなので、そう言って頂けて嬉しいです！´`* (2017年10月14日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年9月22日 16時
