恋人３２ ページ34
バキバキバキｯと起こした氷がヒーロー殺しを遠ざける
…思った通りだった
「出久！」
急いで出久に駆け寄る
少しも動けないみたいだった
「どこ怪我してるの！？」
動けないぐらい酷い怪我をしているのだろうと思い出久の体をくまなく診るが、特に大きな怪我はしていないようだった
「Aっ、ちゃん、轟くん、ヒーロー殺しの個性なんだ、血を舐められると、体が動けなくなるんだ！｣
「速く逃げてくれ癒波くん！轟くん！｣
振り向くと飯田くんの他に、もう１人ヒーローが倒れている
何が起きているの…？
考えろ考えろ考えろ
私にできることはなんだ？
倒れる3人を見て必死に考える。
ヒーロー殺しは動きが速い、轟くんが必死に応戦しているが、私達に目を付けるのも時間の問題だろう。
とりあえず、怪我を治さなきゃ、
そう思って飯田くんの元に走ろうとしたその時だった
「逃がさねぇぞ…」
耳のすぐ後ろで不気味な声が聞こえる
「っ！！」
慌てて身を翻して蹴りを入れようと足を伸ばすが躱されてしまう
「A！｣
「Aちゃんっ！！！｣
轟くんと出久の叫ぶ声が聞こえる
ザシュッと音がして刃物が首を掠める
白いコスチュームに血が染み込む
ヒーロー殺しは私を行動不能にしているようだった
舐められてしまう前に治癒をする
「お前もしかして癒波Aか…」
急に名前を呼ばれて驚く
私はヒーロー殺しに会ったことなど１度も無い
「っ、なんで知って、」
「あのヴィラン連合のクソガキがボヤいてたからな…その個性は厄介だな…ここで始末するか…」
そう言うと狼狽えていたせいであっという間に間合いに詰められる
まずい、と思ったその時だった
「Aちゃんに触るなぁぁぁぁあ!!!!｣
出久が、飛び込んで来た
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ずんだぁ - かっちゃぁぁぁんヤバい悶え死ぬ。あ、鼻血がボタボタ、、 (11月24日 2時) (
レス) @page39 id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - ちょっともう,,,なんかもう,,,うあああああ(どした？) (2022年12月17日 11時) (レス) @page49 id: f9c36b0019 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 面白かったです‼︎ (2022年7月28日 21時) (レス) @page30 id: 6864291033 (このIDを非表示/違反報告)
ｶｯﾁｬﾝﾀﾞｲｽｷ - かっちゃんがぁぁぁあああｶﾞﾜｲｲ あらやだ鼻血がﾎﾟﾀﾎﾟﾀ (2022年4月5日 23時) (レス) @page39 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
勝天Runa - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！！応援してます！！ (2021年3月12日 16時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年9月7日 20時
