恋人１３ ページ15
ショーまであと１０分ということもあり、もうかなりの人が集まっていた
適当なところに座り、イルカを待つ
「イルカショーって何すんのかな」
「知らねぇよ」
わくわくとした気持ちが抑えきれない
だってイルカだよ？やばくない？
するともう少しで１２時！という所で放送が入った
『皆様にお知らせ致します。本日のイルカショーは、中止とさせていただきます。繰り返します、本日のイルカショーは、中止とさせていただきます。』
は？と思った
会場がどよめき、私もどよめく
「え、なんて言った」
「あー…なんか中止っつってんな」
いやいやいやいや！嘘でしょ？
「何で？！？！」
「知らねぇよ」
そう叫ぶと隣に座っていたおじいさんが教えてくれた
「イルカが怪我してるんじゃよ…そのせいでここ３日間ぐらいショーはできてないんじゃ…いつ治ってもおかしくないから事前に伝える事もできず、ギリギリの放送でな…」
おいおいまじかまじか。
「なにそれ我慢ならん。勝己、ちょっと私行ってくるね」
せっかく水族館に来たのに、イルカショーが見れないなんて切なすぎる
会場にいる子供たちのためにも絶対にイルカショーは見たい
「おい！どこ行くんだよ！！！」
会場の裏側に回るとイルカが待機する用の水槽があった
というかカギなくてラッキー
小さめのそこにイルカと数人の飼育員がいた
「今日も無理だったな…」
「明日はできるといいんですけどねー」
そう言いながら去っていく飼育員達
その隙にイルカに近づく
「うぉぉぉ…イルカだ…」
「おいさっさとしろよ」
「わかってるって」
人懐っこいのか、私たちの方に寄ってくるイルカ
確かに元気は無さそう
「ねぇ君ショー見せてよ」
そう言いながらイルカに触る
よし、治ったな
「おい行くぞ」
「あいあい」
急いでその場を離れた
その３０分後、ショー開始の新しい時間が発表されたのは言うまでもない
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「お！おい！お前さっきまで全く元気なかったじゃないか！」
「三回転ジャンプ？！このクソ狭い水槽で！？」
「あ！傷が無い！？」
「よし！！！ショーやるぞ！！！！」
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ずんだぁ - かっちゃぁぁぁんヤバい悶え死ぬ。あ、鼻血がボタボタ、、 (11月24日 2時) (
レス) @page39 id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - ちょっともう,,,なんかもう,,,うあああああ(どした？) (2022年12月17日 11時) (レス) @page49 id: f9c36b0019 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 面白かったです‼︎ (2022年7月28日 21時) (レス) @page30 id: 6864291033 (このIDを非表示/違反報告)
ｶｯﾁｬﾝﾀﾞｲｽｷ - かっちゃんがぁぁぁあああｶﾞﾜｲｲ あらやだ鼻血がﾎﾟﾀﾎﾟﾀ (2022年4月5日 23時) (レス) @page39 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
勝天Runa - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！！応援してます！！ (2021年3月12日 16時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年9月7日 20時
