人妻な私の恋Ｎｏ．2 (ページ32)

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第78話ページ32

里奈said

圭介さんに出会ったあの日から、私達は本格的に2人を探し始めた

私は、太輔の知り合いに電話をしたり、太輔の部屋のものをあさった

それでも、何も手がかりは掴めない…

だけど、絶対あきらめたくない…

更に部屋のものをあさっていると、

里奈「卒業アルバム…？」

太輔が高校生の時の卒アルが出てきた

興味半分に開いてみると、

太輔の写真には、ほとんど全部と言っていいほど隣で仲良さそうに写る渉の姿…

渉…横尾渉…

渉と太輔って、高校の時から仲良かったんだ…

私は、大学の時に渉と太輔に出会って…その時から2人は仲が良かった

なんで気づかなかったんだろう…

渉に聞けば分かるかもしれない…

私は、急いで渉の電話番号をタップした

ｐrrrr…prrrr…prr…ガチャ

渉「…もしもし」

里奈「あ、もしもし？渉？」

渉「…里奈？どしたの？」

里奈「あのね、太輔がいなくなっちゃって…。渉なら、太輔のいる場所知ってるんじゃないかなって思って…」

渉「…。」

里奈「…ねぇ、知ってるの？お願い…教えて…。頼れるの、渉しかいないの…」

渉「…。」

里奈「お願い…渉…」

渉「知ってるよ…太輔がどこにいるのか。」

里奈「教えて…」

渉「………わかった。」

.

.

.

そして、太輔が渉の職場で働いていること、渉の持ち家に住んでいること、あの女と一緒にいることを知った

やっぱり…あの女と…。

でも、太輔の居場所がわかったから、あとは連れ戻すだけ…。

もうすぐ会えるね…太輔…。

.

.

ありがとう…わたる…。