第76話 ページ30
Asaid
そして、太輔と住み始めてから1週間が経った
その日も、いつも通りだった。
太輔「行ってきます」
私「行ってらっしゃい」
いつものように太輔を見送って
太輔「ただいま」
私「おかえり」
いつものように太輔を出迎えて
「「いただきます」」
いつものように夜ご飯を食べていた時
ピンポーン((
インターホンが鳴った
私「誰だろ?私、出てくるね」
太輔「ありがとう。」
この時は宅配便かなーぐらいしか、思っていなかった
軽い気持ちでドアを開けると…
.
.
え…
なんで…
圭介「久しぶり、A」
なんで…
圭介が…
驚きと、恐怖とで声が出ない
圭介「あいつは?藤ヶ谷太輔」
太輔「A〜、宅配便だっ……里奈?」
その時丁度、宅配便だと思っている太輔が玄関に…
そして、圭介の後ろにいた里奈さんに気づいて固まっている
里奈「太輔、久しぶり。迎えに来たよ、太輔のこと。さ、帰ろ?」
里奈さんが太輔の手を掴む
太輔「ちょっと待って、里奈…。俺達、もう終わってるよね?」
里奈「何言ってるの?私は、太輔のこと愛してるのに…。この女よりずっと!!」
私の方を指さす里奈さんの目には嫉妬の炎が燃え上がっていた
里奈「なんなのよあんた!太輔のこと私から奪って!どうせ、太輔のこと遊んでるだけなくせに!」
私「違います!私は、本当に!!」
パチン!((
頬に衝撃が走った
私「痛っ」
太輔「A!大丈夫!?おい、里奈!!」
里奈「なんなの!?太輔まで!ねぇ太輔、目覚まして!その女に騙されてるだけよ!!」
もう一度私に掴みかかろうとする里奈さんに…
太輔「やめろよ、里奈!!」
里奈「どうして…。私、こんなに太輔のこと愛してるのに…。太輔に捨てられるぐらいなら、もう死ぬから!」
そう言ってカッターナイフを取り出し首にあてる
太輔「やめろ、里奈!」
里奈「じゃあ、私のところに戻ってきてよ…。太輔が私のところに戻ってきてくれるなら、死なない」
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太輔「………わかった」
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作者名:のん | 作成日時:2018年7月8日 22時