第70話 ページ24
Asaid
なぜ浴衣??
頭にはてなが溢れながらも、とりあえず下着を着た
すると、扉の向こうから声がした
店「A様、お着替えが終わりましたら、お好きな浴衣をお選びください。着付けの際はお呼びください。」
私「はい。…分かりました?」
目の前にあるラックに行き、かかっている浴衣を1枚ずつ見ていく
何十着もある浴衣に気分が上がる
.
.
一通り見終わり、2着にしぼった
どっちにしよう…
1つ目は白の浴衣に薄ピンクや薄紫の花模様
2つ目は薄紫の浴衣にカラフルな花火模様
どっちも可愛くて迷う…
.
考えること5分
.
いっこうに決まる気配無し!
優柔不断な私には無理だ…!!
店「A様、決まりましたでしょうか?」
私が決めるのに時間かかりすぎてとうとう店員さんが来てしまった…、、
私「すみません…。2着に絞ったんですけど、決められなくて…」
店「それでは、藤ヶ谷様に聞いてみますか?」
私「はい、お願いします。」
店員さんに2着渡して待機中…
店「お待たせしました。こちらだそうです。」
太輔が選んだのは1つ目の白い生地に花模様の浴衣
店「では、着付けしますね。」
私「はい。お願いします。」
.
.
.
店「どうでしょうか?」
着物の着付けとヘアアレンジが終わり、鏡を見る
かわいい…この浴衣
やっぱり、こっちの浴衣にして良かった!
コンコン))
太輔「A〜、終わった?開けるよ?」
私「うん!」
扉が開くと、いつもと違う太輔がいた
私「…どうかな?」
太輔「…」
何も言わない太輔…
もしかして似合ってなくて幻滅されてる?!
私「似合ってない…よね。ごめん…」
太輔「ううん。めっちゃ似合ってる…綺麗だよ。」
私「ありがとう。太輔も、かっこいいね。」
照れたように笑う太輔が愛おしい
太輔「じゃあ、行こっか」
私「どこに?」
太輔「花火大会!その前に屋台行こっか」
私「うん!」
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作者名:のん | 作成日時:2018年7月8日 22時