人妻な私の恋Ｎｏ．2 (ページ3)

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第49話ページ3

Asaid

──2週間後

藤ヶ谷さんと会わなくなってから2週間。とても平和に暮らしている。

休みの日は圭介とデートをし、毎日愛を確かめ合う…私も、こういうあったかい家庭を作りたかったんだよね…

これでいいんだ。

これがホントの幸せのかたち。

藤ヶ谷さんにとっても、私にとっても…

藤ヶ谷さん、里奈さんと上手くいってるかな…？

きっと大丈夫だよね…あの二人お似合いだもん

圭介「行ってきまーす！」

私「行ってらっしゃい！」

チュッ((

今ではこれが日課

新婚みたいだけどね～

最近圭介は安心してきたのか、私の不倫を疑わなくなった。キスマの量も減り、GPSも無くなった

結構自由になった私！

だからって藤ヶ谷さんに会おうとは思わないけどね…だって会ったら気持ちを抑えられなくなっちゃうから…

辛い思いをして終わりだから…

私は、藤ヶ谷さんとの刺激的な恋より、平凡だけどあったかい家庭を取った。

藤ヶ谷さんのためにも…

本当に好きな人が幸せじゃなきゃ一緒になっても意味無いから…

愛してます…藤ヶ谷さん…

.

.

でもね、神様は意地悪だった…

？？「…Aちゃん？」

後から聞き覚えのある声がした…

でも絶対に振り向いちゃだめ…

もう相手は分かってるから、、

私「…」

私は、その言葉に答えず、目的地のスーパーへと歩き出した

でも、

ガシッ((

後から腕を掴まれた

？？「ねぇ…Aちゃんなんでしょ？」

私「手…離してください…藤ヶ谷さん。」

太輔「分かった。でも、そのかわり…」

ギュッ((

太輔「手がダメならハグするから」

私「ダメ！離して！」

こんなとこ見られたら…

何とかして出ようとジタバタするけどがっちりホールドされて、腕は解かれない

太輔「無駄だよ…俺もう逃がさないから」

その甘い声にやられてしまいそう…

でも、

私「やめてください。私は、藤ヶ谷さんのこと、もう好きじゃない…だから連絡先も消しました。私は、圭介が好きなんです。」

太輔「ふーん。嘘つきだね…Aちゃんは。俺、嘘つきは嫌いだよ。」

嘘つきな私を、嫌いになってください…