第48話 ページ2
Asaid
どっかに行くあてもなく、ただただ時間だけが過ぎていった。
ガチャ((
圭介「ただいま〜」
スーツのままリビングに入る圭介
私、仕事熱心な圭介が好きだったな…なんて
優しくて面白くて、でも仕事は真面目にこなす…そんな圭介は会社の人気者だった
私は、結婚する時に会社を辞めたから今の会社での圭介は知らないけど…きっと今でも人気者でモテモテなんだろーな…
圭介「…A？」
私「ごめん。ぼーっとしてて…
今日は早かったね」
まだ6:30。
こんなに早く帰ってきたのは何年ぶりだろう…
圭介「そりゃあね…Aが心配だったから。
明日からもずっと、早く帰ってくるよ。」
これからずっとこんな生活なのかな…
そんなの嫌…！
圭介「Aさ、今日はずっと家にいたみたいだね。何してたの？」
私「特に何も…」
圭介「そっか。ねぇA、ずっと俺のそばにいてね。」
Noとは言わせない。そんな顔だった。
私「…うん。」
私「あのさ、GPSのアプリ消していい？なんか息苦しくて…」
見張られてたら、外に出ることも怖くなる
圭介「ダメって言っただろ？まぁ、不倫しないって意思が俺に届いて、俺が安心したらいいよ。」
そんな…
圭介「そんなことより、シよ？」
私「え…」
圭介「愛してるよA…」
私「ちょっと…！待っ…」
避けようとしたけど、男の人の力には勝てず、されるがままになった…
圭介はとても激しく抱いた
この狂気的な目をした圭介を止めることは出来ない…だって私が圭介をこうさせたんだもん…
でも、もう私はあなたを愛せる自信が無いよ…
それぐらい藤ヶ谷さんが…！
藤ヶ谷さんの沼にどっぷりハマって抜けられなくなっちゃったの…
でもね…
だからこそ藤ヶ谷さんを巻き込むわけにはいかない…圭介は何をしでかすか分からないから…
だから、もう本当にお別れ。
私「私も、愛してる…」
.
.
──私は、また1つ嘘をついた
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作者名：のん | 作成日時：2018年7月8日 22時
