★ 友希あいねちゃん ページ46
カリンside
「すごい…！」
すごいですミレイ…！
控え室のモニターから
ミレイのステージを見ていた
私は、思わず声を出していた。
ミレイの力強い歌声と
キレのいいダンス。
そして何より、そこに
込められた“思い”。
この感動を直に伝えたい。
そう思った私は、時計を
確認して控え室を出た。
ミレイはトップバッターで、
私は大トリ。十分時間はある。
幸い、すぐにミレイと
見つけることができた。
私が駆け寄ると、
ミレイは困ったように
あるものを私に見せてきた。
「カリン。これ…どうしよう？」
「これは、バインダー？」
私が首をかしげると、
ミレイは頷いた。
控え室に戻ろうとした所、
廊下にバインダーが
落ちているのを見つけたらしい。
「それは困りましたね。
ドレスがなければ、
ステージが…。」
「うん。トップバッターは
アタシだし、ステージは
これからだと思う。」
バインダーの見た目からして、
キュートタイプのドレスを
好む子だろう。ブランドは、
シュガーメロディー。
一応一通りのブランドは
知っているつもりなのだが、
聞いたことのないものだ。
２人して廊下で佇んでいると、
ふわふわのピンクの髪の
女の子が、私たちの
方へと駆け寄ってきた。
「ごめんなさい！
そのバインダー、あたしのです。
見つけてくれてありがとう！」
バインダーを探して校内を
走り回っていたのだろう、
女の子は息を弾ませながら
にこりと笑った。
「見つかって良かったです。
アタシ達も、どうしようか
困ってて。」
ミレイはそう言うと、女の子に
バインダーを手渡した。
女の子はお礼を言いながら
バインダーを受け取り、
中のドレスを確認する。
そして、ホッと息を吐いた。
「良かった〜。本当にありがとう！
あ！あたし、友希あいねです！
この前、アイドル科に
編入したんだ。よろしくね！」
ハキハキと話す友希さんは、
いわゆる、“コミュ力が高い”
と称される人なのだろう。
人見知りの私には眩しい。
一応ミレイに続いて簡単な
自己紹介を済ませると、
友希さんは時計を見て
慌て出した。
「お時間ですか？」
私が声をかけると大きく
うなずき、友希さんは
私たちに手を振る。
「本当にありがとう！
じゃあ、またね！」
「ステージ、頑張って下さい！」
ピンクの髪を揺らして
廊下を走る友希さんに、
２人で手を振り返した。
ラッキーアイテム
クラリネット
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアイドル
白百合 さくやちゃん
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珠莉 - 茉凜さん» ///まりりん大好き〜！(ナニコレ) (2018年12月8日 19時) (
レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» ありがと〜！しゅりりん大好き〜。 (2018年12月8日 18時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
珠莉 - トーク小説は、更新したよ！もちろんやってもいいよ！ (2018年12月8日 14時) (レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» しゅりりん、ありがとう！また、トーク小説やってもらってもいいかな? (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - ふゆ。さん» ありがとう！合作も更新させてもらうね！ (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉凜 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marinn4/
作成日時：2018年8月7日 11時
