★ 全力で ページ36
ミレイside
カリンと別れて階段を下りたアタシは、
靴を履いて外に出た。
...ところで、Dancing Beatの本部ってどこ？
しばらくその場で停止した数秒後、
悠莉さんが地図をくれたことを思い出した。
スクールバックから地図を取り出し、
気を取り直していざ出発！
バスに乗り、Dancing Beatの本部へと向かう。
「うわ、デカ...」
白いシンプルなビルにはDancing Beatの
ロゴが大きく表示されていて、
いくら場所を知らないアタシでも
一瞬でここが本部なのだとわかる。
ただ、そのビルがかなり大きく、
アタシはらしくもなく躊躇ってしまった。
新人アイドルがたくさんデビューする４月は、
どのブランドも倍率が高いと悠莉さんに聞いた。
Dancing Beatも例外ではなく、
希望者は面接とオーディションを受け、
受かった人しかモデルにはなれない。
もし落ちたら、どうしよう。
不安に飲まれそうになったとき、
思い出したのはカリンの言葉。
ミレイなら、必ず出来ます！
ミレイに負けない素敵なドレスを作り上げます！
そう言ってたっけ。
そんなこと言われたら、全力で挑戦して、
ドレスを手に入れるしかない！
カリンは全力で夢を叶えようとしてる。
だから、アタシも頑張らなきゃ！
すぅー、はー。
大きく一回、深呼吸をしたアタシは、
覚悟を決めてDancing Beatの
本部へと踏み出した。
自動ドアをくぐり抜け、
エントランスに入る。
「すみません。
モデルオーディションに
参加させて頂く、
明日香ミレイです。」
受付さんに声をかけると、
受付のお姉さんは
完璧な笑顔をこちらに向け、
「モデルオーディションに
参加希望の方ですね。
30分後に開始致しますので、
右手の控え室でお待ち下さい。」
と言った。
「わかりました。
ありがとうございます！」
アタシがそう答えると、
受付のお姉さんは
頑張ってくださいね、
と微笑む。
「ありがとうございます！」
もう一度お礼を言ったアタシは
受付のお姉さんに頭を下げ、
控え室へ向かった。
さすがDansing Beat
と言うべきか、
家具の装飾や色が
スタイリッシュでカッコいい。
みとれていると、
すぐに控え室に着いた。
軽くノックをして中に入ると、
すでにたくさん人がいる。
この人数の中から、
選ばれるのは10人だけ。
絶対に、受かりたい。
アタシは、拳をギュッと握って
気合いを入れた。
ラッキーアイテム
クラリネット
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアイドル
白百合 さくやちゃん
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珠莉 - 茉凜さん» ///まりりん大好き〜！(ナニコレ) (2018年12月8日 19時) (
レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» ありがと〜！しゅりりん大好き〜。 (2018年12月8日 18時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
珠莉 - トーク小説は、更新したよ！もちろんやってもいいよ！ (2018年12月8日 14時) (レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» しゅりりん、ありがとう！また、トーク小説やってもらってもいいかな? (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - ふゆ。さん» ありがとう！合作も更新させてもらうね！ (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉凜 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marinn4/
作成日時：2018年8月7日 11時
