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★ 初めてのよびすて ページ13

ミレイさんと並んで、夕日に染まった廊下を歩きながら、

私は今日のお礼をどうやって伝えたらいいか考える。

うん。決まった!


『あ、あの、ミレイさん!』


いきなり呼び掛けた私に、驚いたようにこちらを向くミレイさん。


「なに?」


『今日は、ありがとうございました。

私人見知りなので、ここに来るの、ほんとは凄く嫌だったんです。

でも、ミレイさんが声を掛けてくれたから····。』


「ねえ、カリン?」


最後まで言わないうちに、ミレイさんに口を挟まれた。


『なっ、何ですか?』


「感謝してるんだったら、ミレイって、呼んでくれない?」


ミレイさんはエメラルドの綺麗な瞳を、

いたずらっぽく微笑ませる。


『えっと。それってつまり、よびすて?ですか?』


「そう。友達になって欲しいの。

 アタシも今、カリンって呼んだでしょ?」


友達。よびすて。

凄く、凄く嬉しい。


『はい!是非、お友だちになってください!ミレイ。』


「ありがとう。カリン。」


今まで見た中で最高の笑みを浮かべた彼女。

ううん。ミレイは、眩しい夕日に目を細める。


「あのね、実を言うとアタシも、ここに来るの嫌だったんだ。

 友達作るの得意な訳じゃないし。

 でもなんか、カリンがカレンさんのサインは貰えない、

 って断ってるの見て、気になっちゃってさ。」


私がミレイを素敵だな、って思うように、

ミレイも私を認めてくれた。

友達のなりたいって、思ってくれた。

その事が最高に嬉しい。

だから。


『こちらこそ、本当にありがとうございます。ミレイ!』


彼女がさっき最高の笑みを返してくれたように、

私も彼女に微笑みかける。


「うん。明日からも、よろしくね。」


ミレイが、サッと差し出した手。

今度は私も、しっかり握った。

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設定タグ:アイカツフレンズ! , アイカツ! , 茉凜   
作品ジャンル:アニメ
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珠莉 - 茉凜さん» ///まりりん大好き〜!(ナニコレ) (2018年12月8日 19時) (レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» ありがと〜!しゅりりん大好き〜。 (2018年12月8日 18時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
珠莉 - トーク小説は、更新したよ!もちろんやってもいいよ! (2018年12月8日 14時) (レス) id: 5f11a7c706 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - 珠莉さん» しゅりりん、ありがとう!また、トーク小説やってもらってもいいかな? (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)
茉凜 - ふゆ。さん» ありがとう!合作も更新させてもらうね! (2018年12月8日 10時) (レス) id: b85dc48253 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉凜 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marinn4/  
作成日時:2018年8月7日 11時

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