社長の娘は魔法使い 第二弾

乱「改元記念の番外編その2だよー」 ページ23

中、貴「⁉」


中「はっ、可愛いの無ぇ餓鬼だな」


貴「中也、悪いけどもう帰って貰っても良いかな、チビ太宰もこんなんだし」


中「チッ、はいはい判ったよ、帰りゃ良いんだろ」


貴「ごめんねー」


チビ太宰は帰る中也を睨み付けて云う


太「おねーちゃんだいじょうぶ？」


貴「うん、大丈夫だからその物騒な物仕舞おうか」


そう云われ、チビ太宰は渋々ポケットに果物ナイフをしまった


貴「そろそろどっか行こうか」


太「うん！」


ソフトクリーム屋にて____


貴「どれにする？」


太「チョコあじ！」


貴「判った。


済みません、チョコ味と苺味ください」


店員「はい、ただいま」


暫くし、二人はそれぞれのソフトクリームを貰う


太「いただきまーす！」


チビ太宰は美味しいそうにソフトクリームを食べるが何故かこちらの方を見ている


貴「……食べる？」


太「うん！


はい、おねーちゃんも、あーん！」


貴「ｸｽｯありがとう」


その時またポートマフィアに出逢うのは運が悪いからなのだろうか


樋「あ、貴方は！」


貴「樋口、だったっけ」


樋「此処で何を」


貴「この子の子守」


樋「え、貴方何歳でしたっけ」


貴「私の子供じゃなくて太宰治本人だからね」


芥「太宰さん⁉」


太宰と云う言葉に反応した芥川が振り向く


芥「‼其奴は真逆、太宰さんと貴様の____」


貴「違う子供じゃない太宰治本人だ」


芥「なっ……」


太「おにーさんのおなまえは？」


芥「あ、芥川、龍之介……だ」


太「ぼくのおなまえは、だざいおさむってゆーの！りゅーのすけおにーさんよろしく！」


芥「ｸﾞﾊｯ ﾊﾞﾀﾝ」


芥川はチビ太宰の可愛さで倒れた▼


樋「先ぱーーーい！」


貴「ナニコレ」


現場はカオスになっている


どうする？▼


1.殴る

2.蹴る

3.逃げる


Aは3の逃げるを選んだ▼


貴「太宰君、もう帰ろっか」


太「わかった！」


帰路にて____


不良1「ねえお姉さん、ちょっと俺らと遊ばねぇ？」


不良2「子連れ？人妻かよ、まあ良いか」


Aは咄嗟にチビ太宰を後ろに隠した


貴「何の用だ」


不良1「だから、俺らと遊ばねえかって」


貴「悪いけど、そんな時間は無いから、この子だって恐がってるし」


太「ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ……おねーちゃん？」


チビ太宰はAの後ろに隠れているも震えている


不良3「ああ⁈テメェ少し優しくしてやってるからって調子に乗ってんじゃねえぞ！」

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