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蝶の髪飾り ページ6

善逸
「ッッ………ゥグゥゥ…」

伊之助
「……オイどうすんだコイツ」

善逸の顔が真っ青になって

汗が物凄く吹き出している

うめき声も聞こえるから痛いのは確実

震えが止まらない状態だ

獪岳(A)
「どうすんだじゃねえだろ
チッどう、すりゃあ"あ"クソ!!!
善逸聞こえるか?」

取り敢えずもう一度診て

判断するしかない

ガブ

……指を喰おうとすんな

善逸
「……むぐむぐ」

甘噛み程度になって痛くはないが

どうしても喰いてえのか

おお?そんなに好きか?

こっちは痛ェの我慢して診てんのに

……

だんだんムカついてきたな

伊之助
「……い、がく!獪岳!!
聞いてんのか!!」

ッッ!

獪岳(A)
「あ?なんだ?」

伊之助
「何で善逸の口に拳突っ込んでんだ?」

…………つい、ムカついて?

多分、そう、なんとなく

童磨
「……ねえ獪岳
辛いなら一度地上にお帰り
休んだ方が良いよ百目鬼殿に送って貰えばいいぜ」

百目鬼
「私は何時でも準備万端ですよお?
さあ、どうぞお?」

地上に帰る?

伊之助
「帰れんのか!!
て、は???地上?此処は何処だ!?」

落っこちたんだから地下だろ

童磨
「んーそれとも
誰か同じ医学に精通してる奴を探さないと
……蝶の髪飾りをしてる子が居たら俺が連れて来るから
獪岳は安静にしてるといいぜ
百目鬼殿、移動よろしく頼むぜ間違えないでくれよ」

百目鬼
「……善処致しますわあ」

リリン

ハァ……は

獪岳(A)
「……ハァ…………ハハハッッ……ゲホ」

ヤバい意識飛びかけてた

伊之助
「……だいじょうぶか?」

心配そうな顔で見つめてくる

……本当に成長したな

昔は仲間の心配なんて二の次くらいだった癖に

善逸、戻らないなこれは

伊之助が打った量が少ない

後、三分の二残ってる

ただ、これがちょうどだ

"善逸"が鬼から人間に戻れる量は




獪岳(A)
「……もし生き残れたとしても
俺は
他は誰も鬼になってねえことを祈るしかねえな」

もし誰がなろうとも

薬は譲る

善逸に怒られるな

師範には呆れられるかもしれないが




ふ、と影が落ちてきた

飄々とした鬼
「お久しぶりですね獪岳様
?お腹が空いてるならそこのを喰べては?
兎に角、貴方に会えて良かった
私、実は貴方のことを弟に頼まれてまして
勝手に死んでなくて良かったです」

ニコリと微笑んだ鬼は

獪岳(A)
「……兄の方かよ」

飄々とした鬼
「そうです
貴方と同じお兄ちゃんです
取り敢えず生き残って下さいね」

素敵な→←硝子がひび割れた



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ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え?終わってないだろ?いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(゚ー゚*){タブンハッピーエンド (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年7月21日 23時

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