硝子がひび割れた ページ5
善逸
「ッッ……ｵｴ……ゲエェ」
吐いた
獪岳(A)
「薬を直接は飲めないか」
目の白い部分が黒く変化してる
顔のこれは模様か
硝子がひび割れたような模様が
頬から足元まで疎らにある
童磨
「いつまで？」
獪岳(A)
「どの程度鬼になってるか診ないと
間違った量の注射を打つ訳にいかないからな」
と言ったものの
ねずこがまだ鬼のままの状態なら
善逸はどれくらいかかる？
…………考え過ぎても良くねえな
取り敢えず早く人間に戻した方が良い
この状態で他の鬼殺隊員に見つかったら
殺されるだろう
ッッ！！
童磨
「ほら、これお喰べ……うわっ！？」
バシ
獪岳(A)
「……何のつもりだ」
童磨が善逸に差し出していたのは
人間の腕だった
童磨
「腕が好きなのかと思って
さっきからこの子さあ獪岳の腕ばっかり見てるから
きっと喰べたいんだあげてもいいだろう！」
獪岳(A)
「良い訳ねえだろうが！
これ以上ふざけたこと言うなら
その頚を地面に転がしてやる」
童磨
「えー
じゃあ獪岳が喰べる？」
…
獪岳(A)
「は？」
しまったボー…としてた……
童磨
「お腹空いてるんだろう？
誰も盗ったりしないから、ほら！」
ぐうううう…と腹がなった
マジか
ふざけんなよ喰ってたまるか
滅茶苦茶ふらふらしてきた……クソが
目の前にあるものが他の誰かに盗られた方がマシだ
喰べたらそれこそ師範に顔向け出来ない
獪岳(A)
「お、…れは」
ドドドドドド
凄い走る音が聞こえてくる
バシン！
と襖が開いた
伊之助
「ガハハハハ！猪突猛し……
獪岳！どうした！？凄い顔してんぞ
！！ぜ、ぜ、善逸が鬼になってやがる！！」
獪岳(A)
「俺が鬼になってるのはいいのか」
伊之助
「……ハッ！？！
本当じゃねえーか！！お前もか！？」
と言うか
伊之助、善逸に今はちょっかい出すな
指喰い千切られるぞ
善逸
「ガルルルルル」
伊之助
「………？
俺も鬼になった方が良いのか？」
は？
獪岳(A)
「何故そうなる？」
伊之助
「此処には鬼しか居ねえ！！」
……それはこの空間だけだ
獪岳(A)
「大丈夫だ今から善逸を戻っ…」
戻していいのか？
善逸は明らかに致命傷を受けていた
傷口は塞がっているが
今、戻して本当にいいのか？
伊之助
「お、これか！
おし！この伊之助様が戻してやる！」
ブスッ
善逸
「ギャンｯｯ！！」
獪岳(A)
「い、伊之助ﾃﾒｯ何してアアアアアア！！！」
勝手に打つな！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (
レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え？終わってないだろ？いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(ﾟーﾟ*)｛ﾀﾌﾞﾝﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞ (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめのなか | 作成日時：2022年7月21日 23時
