欠片も残らない ページ30
童磨
「ん？
獪岳…無理し過ぎは」
お前もか
童磨
「おっと違うみたいだ
俺と心中したいなら止めないぜ」
獪岳(A)
「ハハッ、……良いぜ」
童磨
「ッ！！
冗談なんだけど」
獪岳(A)
「なんだ？告白しといて振るのか？」
と、危ねえ
童磨
「ええ？女の子が良いぜ」
愈史郎
「お前ら！！戦っている最中に
獪岳！心中するなら俺がしてやるから
わかったら死ぬな！！」
お前それ心中する気ないだろお前
獪岳(A)
「珠世さん」
愈史郎
「心中はなしだ！
俺は生きる！お前も生きろ！」
いや、さっきから心中する気ねえだろお前
白い烏
『余所見してたら危ないよ？』
獪岳(A)
「ッッ…聚蚊成雷！！」
ザザン
無惨の触手は気をつけていれば大丈夫だが
何せこのクソ烏の攻撃と相性が良すぎる
吹き飛ばしに近い攻撃に
無惨の触手が吹き飛ばされた相手を絡めとり
切り刻む
既に通行人を含めた何十人か餌食になってしまった
事が大きくなりすぎて
此方が一般人を守るので手一杯になっている
柱の動ける者たち全員が
その対処に追われている
隠は警官を止めるのに追われ…
頼むから一般人の人達逃げてくれないか
何故こんな血塗れの惨劇状態の場所を
こぞって我も我もと見に来るんだ
いらんことに頸を突っ込んで死にたいのか
頸を切られるならまだしも
無惨にバラバラにされるぞ
すぐ死にはせずとも少し攻撃がかすっただけでも
無惨の多量の血に堪えられず
結局絶命する
一番の問題は
もう既に二時間以上も戦っている
体力の限界に近い者もいるだろう
しのぶさんはよく倒れずに駆け回って……
カナヲですら足元ももう覚束ない
真菰
「獪岳、遅れてごめん
一緒に戦おう」
獪岳(A)
「ありがとう」
有一��
「無一��、錆兎と匡近はまだ来れない
地下から這い出てきた鬼が多すぎる
二人ならあの強さの敵なんかに負けるわけ
ないけど流石にあの量はいただけない
…さっさと終わらせないと
アイツの弱点は陽光以外無いの？」
獪岳(A)
「頸を斬れれば…」
厳密に言うとただ頸を斬るだけでは死なない
炭治郎が使う日の呼吸
正確に無惨の再生を止めつつ体を斬り刻み
肉片全てをこれでもかと……やってのけた
縁壱さんがおかしいのか
それでも倒しきれなかった
だが
やるしかない
やらなければ死ぬ
共倒れ所か虐殺が待っている
獪岳(A)
「斬り刻む欠片も残らないほどに
それしかない」
真菰
「そっか」
有一��
「何それ本気？」
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ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (
レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え？終わってないだろ？いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(ﾟーﾟ*)｛ﾀﾌﾞﾝﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞ (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめのなか | 作成日時：2022年7月21日 23時
