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傲慢 ページ24

童磨side

……日の出まで後

二時間というところだろうか

愈史郎
「それでコイツの頭を乗っとればいいのか?」

童磨
「そうだよ
百目鬼殿が無限城を作り出している」

百目鬼
「……うぅ」

少し前に皆を先に行かせて良かった

きっとこれで獪岳も安心だ

此処からあの御方を地上に叩き出してしまえば

少なくともあの白い烏一匹に集中出来るだろう

…………倒せる見込みは感じられないけど

百目鬼
「何故ぇえ!皆で鬼になれば永遠にぃ」

童磨
「……ハハハ!飛んだ絵空ごとだぜ
永遠はないそれは決まっていることだ」

誰もが望むそれは何時かは誰もが望まないもの

幾重と生きた所でその虚しさや寂しさに耐えれはしない

ただひたすらに置いて逝かれる





そこに自らを残したままで

心があればなおのこともがき苦しむことになるだろう

愈史郎
「楽しいお喋りは終わったか?」

百目鬼
「ッッ……!!」

童磨
「終わったぜ」

獪岳がいるなら少しは楽しいかと思ったけど

きっと人間に戻ってしまうし

どうせならあの御方とも戦ってみたい




飄々とした鬼side

飄々とした鬼
「なるほど、それで?
私が貴方たちを殺すのに何の関係が?」

肥河
「お前に殺されなくても
既に虫の息だ放っておけ」

嘘だ

飄々とした鬼
「おやおやあ?ウソはいけません!
いけませんよ?
貴方ほどの鬼がそんな負傷程度で死ぬ?
ありえませんね!」

ふわり……

目の前には黒い羽

炭治郎の烏
「カアアア!童磨!愈史郎!
下弦ノ肆ノ乗ットリニ成功!成功!」

お館様
「……もうすぐ停滞していた時間が動き出す
そんな予感がしないかい?」

下弦の肆、アイツか

炭治郎の烏
「コレヨリ地上へ押シ出ス!準備セヨ!」

飄々とした鬼
「果たしてそう上手くいくでしょうか?」

少なくとも抵抗は必ずされる

たかがはぐれの分際で鬼を増やしただけでも

素晴らしいだろうが

その鬼が鬼の始祖相手に何処までやれる?

根性だけではね除けられるほど出来る奴でも有るまいに




上手くいくかは

その鬼が異常な化け物か否かだ

そうでなければ

全員仲良く土の中に埋葬される

今、鬼の皆なら生きて這い出てこれるだろうが

人間では生き埋めだ



珠世side

地上に無惨を叩き出せれば

無惨を殺せる

問題はあの化け物だ

自称神らしい

珠世
「…私たちと手を組まないかとは」

お館様も面白い提案をなさる

殺すのは後からでも出来るかと

何処までも傲慢な神は

自分が死に向かっているのに気づきもしない

破壊→←最愛



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ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え?終わってないだろ?いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(゚ー゚*){タブンハッピーエンド (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年7月21日 23時

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