生まれ変わったらクズでした…13

やらかしてて ページ13

善逸side

炭治郎
「無惨
お前は存在しては
いけない生き物だ」





え？？？

何この音…………

炭治郎、お前そんな音出せたんだな

獪岳(A)
「……オイ、オイ！善逸！
炭治郎たちがどうした？
いきなり黙るな」

伊之助
「炭治郎が近くに居るのか！
オイ！炭治郎！！…………？居ねえじゃねえか！
オイ！居ねえぞ善逸！」

バシン

襖を勢いよく開けて

隣の部屋に走って行く伊之助

居るわけねえじゃんだって

炭治郎たちもっと先に居るんだしと思ってたら

耳元で叫ばれた

うるっっせえ！！！

善逸
「うるっっさいわ！！
俺の耳元で叫ばないでくれる！？
耳がもげたかと思ったわ！！！
炭治郎たちはもっと離れてる所に居るの！！
て、ああ"あああ"ああ"あ！！！！ま"って！！
ウソウ"ソウ"ソウソウ"ソ！？！？
炭治郎ちょっと待って！？！？
うわあああああ！！兄貴！！伊之助！！
早く！！行かないと！！炭治郎たちのところ！！！」

獪岳(A)
「オイ！待て善逸！勝手に行くな！」

飄々とした鬼
「…………ハァ
行くのは構いませんが
獪岳様以外は余計な事をすれば殺しますから
それをお忘れなきよう心にしっかり刻んで下さいね？



もしあの御方を脅かすのであれば
生まれてきたことを後悔するまで壊して喰べますので」



はっ！？？！？！？

こわッッッッ……！！！！

なになになんで最後の方だけボソッて

小さな声で言ったの？？？

え？？？俺、炭治郎助けに行ったら

俺の人生終わらせられるの？？？うん？？

え？？？嘘でしょ？？嘘過ぎない？？

飄々とした鬼
「冗談です」

ニヤァ…………て

弧を描いた口は笑って見えるけども！！

目が！！目がァ！！笑ってないですう！！

おどけた仕草をしてても音が怖すぎッッ……

めちゃくちゃ何て思ってるか分かるんですけど！！

"冗談です"って言った言葉が冗談ですってことね！？

あーはいはい怖すぎ怖すぎぃい！！！

それに比べて兄貴！！

アンタなんて音出してんのさ！？

え？？？俺のこと大好きなの！？

そんなに心配した音がめちゃくちゃして…てこれ

俺が勝手に走って行こうとするから

何か面倒事を背負って帰ってくると思ってそうだな……



…まあ、そう思われても心当たりしかないけどさ

伊之助は……………うん伊之助って感じだわ

玄弥はひたすら大丈夫か？？みたいな心配してるずっと

優しいか！優しい見た目に反して優しい！！

最終選別の時やらかしてて何コイツやべえ奴だと思ってた

ゴメン！！

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