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そんなに好きなら ページ2

マジかよ

行った先が無惨の所って

無惨
「よくもまあ耐えるものだ」

片手で頭を鷲掴まれて

顔を覗きこまれる

……畜生

善逸

無惨
「そんなにこの死にぞこないが大事か
以前は毛嫌いしていたのに
中身が換わっているから当然と言えば当然か」

善逸
「……」

善逸の生死が分からない

来て早々に

致命傷を負わせられた

…………?

様子がおかしい

善逸が微かに震えている

生きているのは分かる

だが突っ伏しているせいで顔色がわからない

無惨
「……ふん、まあ良い
そんなに好きなら一緒にいろ
竈門炭治郎とその家族
産屋敷以外なら鬼にしても構わない」

童磨
「これはまた
どういった心境の変化なので?」

!?童磨の声?

何処にいる?

無惨
「ただの補充だ
十二鬼月になり得る者も居るだろう
それに鬼になって
記憶すら失くせば自ずと守って来た
人間たちを喰らうだろう
それは家族でも例外はない……滑稽だろう?」

無惨の弧を描く口角が不気味に感じる

善逸
「……ハァッッ……ゼェ、ハ」

善逸の前に放られて

床に勢いよくぶつかった

ようやく見えた善逸の顔は青いを通り越して黒い

今にも死にそうだと言わんばかりだ

無惨
「呼吸で鬼になるのを遅らせようが結局は鬼になる
お前の弟も鬼になる
あと小一時間、早くてあと数分後にな
鬼にとなればお前たちも十二鬼月に入れてやろう
そうだな"上弦の陸"にしてやろう
馬鹿なことは考えぬことだ
いつ裏切ってもすぐに殺せるが
裏切った暁には弟の手でいや、
弟と鬼になった柱たちにお前を喰らわせよう」

そんなことさせねぇ

絶対に

善逸、絶対に治してやる

薬を

無惨
「百目鬼
童磨は片付けておけ
そこの二人は逃げないように見張れ
私は今から近くの柱に会いに行こう


次、会うときが楽しみだな」







百目鬼
「処理しろと言われましてもぉ
童磨様あなたぁ此方側ですよねえ?」

童磨
「えー違うぜ?」

百目鬼
「いえいえ此方に
ほら、あの弟が晴れて鬼となれば
獪岳様も此方側
なら貴方もぉ?」

童磨
「………………どうだろうね」



善逸の呼吸が荒くなってきている

獪岳(A)
「た、い丈夫だ……」

今、治してやる

薬を打とうとした時

ガシッ

獪岳(A)
「ッッ……!?」

薬を持つ手を力強く握られた

善逸
「ヴぅ……ゥウウウウウウ!!!!」

バキバキと骨が軋む

善逸
「ガアアァアアア!!」

百目鬼
「……あの御方が言うよりも早く鬼になりましたね」

そんな

待て

待ってくれ

敵意でも同情でも→←天井を埋め尽くす



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ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え?終わってないだろ?いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(゚ー゚*){タブンハッピーエンド (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年7月21日 23時

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