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天井を埋め尽くす ページ1

……リン



善逸
「兄貴
ねずこちゃんは俺が
おんぶしたい」

獪岳(A)
「……駄目だ」

愈史郎
「お前ら小一時間同じ言い合いして楽しいか?」

獪岳(A)・善逸
「「楽しいわけあるか」」

アオイ
「……こんな状況なのに」

錆兎
「相変わらず仲良しだな」

…………?

そう言えば

獪岳(A)
「小芭内さん義勇と実弥は何処だ?」

いつの間にかいない

小芭内
「ああ、気をつけろ
先ほど上から鈴が落ちてきて
それが触れたと同時に消えた」

……表情が強ばっている

獪岳(A)
「上?」

ッッ……

部屋の天井を埋め尽くすほどの鈴がそこにはあった

善逸
「え?」

善逸は片耳を押さえて何故今まで気づかなかったのか

不思議と思うと同時に恐れている表情をしている




ぶつ

と何かが切れた音がした


……チリン

目の前を掠めていく紐付きの鈴

これは

…………不味い!!


ぶつぶつっっ



チリン…チリン…チリンッ

鈴がまた勢いよく落ちてきた

先ほどより多い

獪岳(A)
「皆!!次の部屋まで走れ!!!!」

嫌な予感ほど当たる

言葉を放ったと同時に

ぶつ

ぶつぶつブチィイブチチブチブ

紐の切れる音が絶え間なく聞こえた


落ちる

鈴が

逃げ場がない!

鈴で何処かに移動するだけならいい

だが

なんだ、あのどす黒く光っている鈴は

アオイたちはもうすぐに部屋を抜ける

後は俺と善逸と愈史郎だけだ

アオイ
「善逸さん!!何してるんですか!!早く!走って!!」

何!?

獪岳(A)
「善逸何してやがる!!」

ガシッ

!?動かないまるで岩を掴んでるようだ

愈史郎
「!!クソ敵の血鬼術か
獪岳!置いて行け!!どうせ移動するだけだろう」

獪岳(A)
「…愈史郎
ねずこを頼んだ」

愈史郎にねずこを託した

凄い困惑すんな

愈史郎
「……???」

獪岳(A)
「行け!!」

愈史郎
「いや、置いてけよ」

獪岳(A)
「愈史郎」

愈史郎
「……チッ
オイ、お前獪岳の弟弟子で良かったな」



良かった間に合うな

アオイ
「獪岳さん!!善逸さん!!
早く!!…………どうして?
私が連れて来ま……きゃッッ…何するんですか!?
手を放してください!!」

ガシッ

愈史郎
「獪岳に任せておけ
先に行くぞ」

アオイ
「獪岳さんたちも!!」

愈史郎
「もう、遅い」

アオイ
「え?」

ヂイイイリリリリリリリリリンンン

部屋には転がった鈴だけ

アオイ
「そんな」

愈史郎
「居ない奴を待ち続けるより動いた方が良い行くぞ」

そんなに好きなら→



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ゆめのなか(プロフ) - 皆様、今で御愛読頂き誠にありがとうございました (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 夢小説もついに完結しました(*^^*)え?終わってないだろ?いえいえ後は皆様のご想像にお任せの世界線ですとも(゚ー゚*){タブンハッピーエンド (2022年11月3日 22時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年7月21日 23時

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