生まれ変わったらクズでした…12

蠢く ページ9

！！ッッ……

……動く！！

善逸のお陰か

獪岳(A)
「稲魂ッッ！！」

ゴトン……

よし斬っ

獪岳(A)
「………………はッッ……？」

足元に転がる顔には大きな一つ目

そこにハ上弦の肆の文字

鳴女
「……これ……は？なに……ごとで」

嘘のよウに体が動く

黒死牟
「！……鳴女……何故此処にいる
……百目鬼は……何処に行った」

鳴女
「ッッッッ……！！！あの女まさか！！」

蠢くバラバラになった体は塵となっていく

もうそろそろ消えるダろうが

どうなっている？

善逸
「ッッ……！！！あ"に"兄貴ィイイイイ！！
おで！！おれっっぇえええ！！ッッイィデデデデ！？
何すんのおお！？！？俺のか弱い頬が」

周りを見ろ

獪岳(A)
「ギャーギャー喚くな
まだ終わってねェだろうが！！
さっき助けたからって調子に乗るなよ！！
借りは返……」

善逸
「は？はぁああい？？？
乗ってませんし！？乗れませんし！？
だって俺、兄貴よりちょー弱激弱ですし！？！？
つーか助けるのは当たり前だろうが
借り？？借りは俺の方があるっっっつーの！！」

炭治郎
「善逸そこは自慢するところではないと思う」

伊之助
「フガフガフガ！！」

善逸
「ッッ……ウギャァアアア！！
おま、おまぉま炭治郎！！伊之助！！
びっくりするなあ！！びっくりするわ！！
俺の心臓がまろびでるところだわ！！ふざけんな！！
いきなり出てくるなよな！！」

獪岳(A)
「おま……えラ」

炭治郎・伊之助
「「！！」」

炭治郎
「獪岳兄ちゃん！！その目……
それに匂いが……ねずこと似てるんだが……
まさか鬼に」

伊之助
「フガフガフガフガガ！！」

善逸
「無視かよ！？泣くぞ！？」

獪岳(A)
「避けろ！！」

間に合え！！

ブン！と三人を勢いよく投げた

猗窩座
「破壊殺 砕式 万葉閃柳」

ドドオオン

獪岳(A)
「ッッグォ！！！」

バキッと嫌な音が

……足が折れた……が辛うじて立てるから良シ

猗窩座
「獪岳！そんな弱者ほおっておけ！！
鬼になれ！抵抗するな！
お前なら鬼になれば一瞬で治せる！
さあ！鬼になれ！！獪が」

小芭内
「蛇ノ呼吸 弐ノ型 狭頭の毒牙」

蜜璃
「恋ノ呼吸 弐ノ型 懊悩巡る恋」

ギュルルル

猗窩座
「破壊殺 脚式 飛遊星千輪」

させるか

獪岳(A)
「雷ノ呼吸 伍ノ型 熱界雷」

ズパッッ

胴体を真っ二つにしてやった

猗窩座
「しまッッ……」

黒死牟
「月ノ呼吸 拾六ノ型 月虹・片割れ月」

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