互角 ページ49
善逸
「ねずこちゃんは
俺が守……ふぎゃッッ!!」
ゴチン
獪岳(A)
「すいません鱗滝さん
善逸がいきなり……オイ善逸早く謝れ」
ねずこを背負ってる
鱗滝さんからいきなり
ねずこを奪い取って抱っこし始めた善逸
少しは声をかけろ
善逸
「兄貴はまず俺に謝れ」
獪岳(A)
「ぜ〜ん〜い〜つ〜???」
生意気言うのはこの口か?お?
善逸
「イデデデデ!!!
すいまへんれしたあ!!!
ほれれいいれびょ!?!?」
鱗滝
「獪岳
大事ないか?」
獪岳(A)
「はい」
此方に重傷者はいない
そうだ二人と一緒に居るはずの錆兎やアオイは
獪岳(A)
「ッッ!!錆兎!アオイ!その怪我は!?」
アオイ
「獪岳さん……実は」
…
…
…
獪岳(A)
「……そうか」
錆兎
「……アイツは俺達を逃がすために残った」
ちゃんと言ったことは守ってくれるみたいだ
…………黒死牟との一騎討ちか
一体どっちが強い?
飄々とした鬼side
参ったな
黒死牟
「……その程度では無いだろう」
飄々とした鬼
「俺を買い被り過ぎでは?」
これ以上
即死級の攻撃が続いたら
"兄さん"が起きかねない…………
「だいじょうぶ?」
大丈夫、大丈夫
弟に心配されるほど弱くなっちゃったか
飄々とした鬼
「…………ゲボォ」
ボタボタ落ちる血を他人事のように見つめた
…………懐かしい感覚だと思うのは
いつ以来だろう
猫鬼
「何故、兄に代わらぬのだ!」
黒死牟
「全力で来い」
飄々とした鬼
「………………うるさいな」
俺が今、"兄さん"に替われば
鬼殺隊は今夜
全滅するだろう
勝利は鬼に渡り、この世界は終わりへ走り出す
前世のように
傲慢なる神よ
愛し子と宣いながらその者を苦しめるのは何故か
愛した家族は悲惨な末路を迎え
信じた友は裏切った
耐え難い苦しみをこの身に受け
今世、
俺は目覚めたときに安堵し
共に絶望した
また続くのかと
今世の愛し子……獪岳……君たちは
神の手から放れた世界を望むか?
いつかは消えるその世界で
生きたいと望むか?
飄々とした鬼
「……玩具よりはそっちがいいか
黒死牟様いい加減手加減してくださいよ
俺、死んじゃいます……ぐすんぐすん
えーん暴力はんたーい!!」
猫鬼
「………ぐすんぐすん!とは!?」
黒死牟
「……ふざけるな」
飄々とした鬼
「ふざけてません!
だいたい兄さんが出てきたら
黒死牟様、本当に殺されちゃいますよ?
なんたって縁壱様と互角だったんですから」
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめのなか(プロフ) - 生まれ変わったらクズでした…13が出ました良かったら続きをご覧下さい( ノ^ω^)ノ (2022年7月22日 0時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年4月12日 21時