生まれ変わったらクズでした…12

ジャリジャリ ページ45

無惨side

……

……

……待てよさっきの鬼

無惨
「……獪岳とか言われてた奴では」

……

百目鬼
「そうですよお
此方側についたのですねえ
流石ですわあ貴方様なら当然のことでしょうがあ」

無惨
「さっきの場所に戻せ」

百目鬼
「？御意」

リリン

…

…

…

よし

童磨
「あ、戻って来たんですね！」

無惨
「百目鬼お前はー！！」

むぎぎぎぎぎ

百目鬼
「いひゃああ！！
ほほをふへるのはおひやめくらさあい！！」

ビチチチ……ベチィ

無惨
「ふざけてるのか！！！」

童磨
「わー痛そう
両頬とも引きちぎられて叩きつけられるなんて
どんな面白いこと……酷いことしたんだ？」

百目鬼
「間違えただけですわあ
此処と彼処と場所が似ててややこしいんですものお」

よりにもよってコイツの所に

童磨
「さて一緒に戦いの続きでも」

異様に冷たい空気が漂っている

これは

童磨
「凍て曇……と、まあ
貴方様相手にはただの目眩まし同然ですね！」

無惨
「お前に構ってる暇など……ッッ！？」

ジャリジャリと数珠のような音がする

行冥
「岩ノ呼吸 弐ノ型 天面砕き」

ドゴオオ

油断した





童磨
「俺だけじゃないですよ！
……俺の味方という訳でもないけれど」

行冥
「……流石にこれだけでは沈まぬか」

無惨
「言い度胸だ
百目鬼！コイツらを……………………？」

居ない？

無惨
「は？」

童磨
「さっきの技を避けるって
一人で逃げちゃったみたいですよ
何処かに」

行冥
「部下にさえ見捨てられたか」

あの女、絶対に処す

慈悲などかけてやるものか

コイツら全員殺した後に……

生まれてきたことを後悔させてやろう



獪岳(A)side

獪岳(A)
「俺は結婚以前に
付き合ってる奴とか居ねえ
なんだその顔は……兎に角離れろ三人共！！」

義勇
「ねずことは遊びだったのか！！」

そもそも付き合ってねえ！！

実弥
「…………で、本当は？」

本当だわ

小芭内
「隠すとためにならないぞ」

そもそも隠す必要ねえだろ

愈史郎
「獪岳……なんかすまん」

お、ま、えのせいかよ！！

善逸
「兄貴この人たち放って行こう
チッ兄貴がねずこちゃんとの仲を気にし始めたらｯ
さ、面倒なこと言って困らせてくるだけみたいだし
さっさと行こう」

獪岳(A)
「そうだな
とりあえずこのまま俺たちは
無惨を探すから義勇たちも頑張れよ」

ガシッ

愈史郎
「待て獪岳
情報を共有しておいた方がいい
まず、珠世様を見かけたか？」

獪岳(A)
「いや」

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