生まれ変わったらクズでした…12 (ページ5)

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才能ページ5

猗窩座
「獪岳！
さあ！共に戦おう！」

獪岳(A)
「断……る」

まだまだ完全じゃないか

だが……腕は動ク

足も踏ん張れりゃ上出来だろ

善逸
「ッッ……兄貴！
立てるような傷じゃ」

ガシッ

獪岳(A)
「お前にとって
師範ハ何だ？」

善逸
「じいちゃんだよ！！
俺と兄貴の……家族だろ！！！」

家族……

獪岳(A)
「答えが出テんのにいちいちキレるな
少しは考える努力もシろ」

善逸
「……除け者なんかするわけない…
ん？てことは」

獪岳(A)
「俺が断ッた」

善逸
「え"え"ええええええ"ええええ"ええ！？！？」

うるせ！

猗窩座
「話は終わったか？では」

ドン

善逸
「え？」

獪岳(A)
「退け」

頼んだぞ天元

黒死牟
「月ノ呼吸拾肆ノ型兇変・天満繊月」

ズガガガガガガッッ

黒死牟side

ほう

天元
「ッッ……クソ、派手派手にも程があんだろッッ」

善逸
「ッッ……え？あ、ありがとうございます？
て、うわっっっ」

ポイ……

天元
「退けよ、いつまで守られてるつもりだ
嫁ならともかく芋臭ェタンポポはなあ？」

善逸
「あ"っっ？？？」

これは………

獪岳(A)
「……肆ノ型遠雷」

大技故に隙が生じた

刃先が頚を掠めたのは久々だ

問題は……傷が塞がらない

この程度、瞬時に回復していた筈

血鬼術か

塞がる前にひび割れ続けている

故に傷が塞がらない

獪岳(A)
「チッ……次は斬る」

厄介な

だが時間の問題でもある

鬼を人間に戻す薬があるなら兎も角

確実に鬼になるだろう

これだけ血鬼術をすぐに使いこなせるなら

即戦力なのは間違いなし

あの御方がすぐに鬼にしようとするのも理解出来る

黒死牟
「……才能か」

鬼としての才能か

縁壱とは比べものにならないが

これもある種の天才と言える

黒死牟
「お前を見ていると……弟を思い出す」

獪岳(A)
「あ"？」

黒死牟
「…………忌々しい」

獪岳(A)side

縁壱を思イ出す？

それでさっきより殺意が比べられないくらい

恐ろしいことになってンのか

ふざけんなこのブラコンが！！

猫鬼が居なかったとき

ズっと「縁壱が……縁壱が……」と

愚痴ばかり溢しやがった

聞いてリャ才能溢れる弟の自慢話

アンタ本当に弟大好きか！！！

忌々しいじゃねえよ！！

兄として甘えて欲しい盛りに

自分よりずっと優秀だったカら

兄として情けなくて仕方なかったんだろ

けど聞いてると欠点も結構あるぞアンタの弟！！

いい加減にしろ！！