生まれ変わったらクズでした…12 (ページ38)

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頼りページ38

愈史郎side

……

愈史郎
「……」

実弥
「……」

義勇
「……」

獪岳、お前どうやってコイツらと会話をしてたんだ？

無言か喧嘩か

この二択しかない

ふざけるな

珠世様！！早く見つけて差し上げなければ！

義勇
「なあ、お前」

愈史郎
「なんだ俺に話しかけるな」

義勇
「そうか」

……納得した

愈史郎
「…………何だよ」

……

「愈史郎、仲良くするんですよ？」

珠世様……分かっておりますが……

「愈史郎……お前、俺以外に話し相手いねェだろ」

……お前だけで良いだろ別に

チッ静かだからかこの前言われた

言葉がどんどん頭の中でぐるぐる回る

義勇
「！獪岳とは友達なのか？」

愈史郎
「友達じゃない」

義勇
「え」

実弥
「そんな訳ねェだろアホか冨お」

……仲良くなってみるか

愈史郎
「大・親・友だ！！」

ほら！友達の枠は空いているぞ！

義勇・愈史郎
「「えッッッッ？？？？？」」

今までにない変な顔してる

愈史郎
「お前たち気持ち悪い顔するんだな」

実弥
「ハァ！？」

義勇
「気持ち悪くなどない！」

愈史郎
「俺は思ったことを言っただけだ
素直に気持ち悪いと感想を述べた
獪岳は誉めてくれたぞ」

素直に伝えたことだけは

実弥
「寝言は寝て言えやァ！！」

義勇
「獪岳が……そうか
それは嬉しいことだな」

愈史郎
「獪岳は俺には相談もする！」

義勇・実弥
「なッッ……なにィイイ！！！？」

弟弟子が弱虫で泣き虫でくっつき虫だとか

どうしたら弟弟子が一人前になるかとか

弟弟子の女癖(押し掛け紛いの結婚勧誘癖)を直す方法とか

弟弟子が

……て全部弟弟子の話しばかりだな

？

炭治郎はあまり話題にでないが

猪頭は……あ

「伊之助か？アイツはバカ正直だからな
炭治郎や善逸より心配する必要はないな
今は二人に世話されてる弟みたいだが
寧ろ後々、逆になってそうな気がすんだよ」

この弟弟子ってあの頭タンポポか

タンポポの話ばかりだな

炭治郎を将来的に世話する猪頭…

想像がつかんが……

義勇
「……何故だ」

実弥
「…相談、されたことねェ」

愈史郎
「？何故、膝から崩れ落ちている？」

ガラリ

突然目の前の襖があいた

真菰
「あ、義勇こんな所に居たんだ
？どうしたの？」

義勇
「獪岳に相談されたことはあるか？」

真菰
「？あるよ
どうしたの？いきなり
錆兎も相談されたことはあるって言ってたけど」

義勇
「……俺だけされてないだと…獪岳どうしてだ」

愈史郎
「頼りにされてないんじゃないか？」