生まれ変わったらクズでした…12 (ページ34)

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刻まれるページ34

獪岳(A)
「……」

見極めろ

師範が教えてくれたことを思い出せ

大切なのは正しい呼吸と正しい動き

思い出せ錆兎や真菰……義勇が教えてくれたこと

最小限の動きで最大限の力を

知っている覚えている

足掻き続けた筈だこの日を乗り越えるために！！

獪岳(A)
「雷ノ呼吸……」

善逸side

善逸
「ぜえ……ぜえぜえ！！
ちょっとはや……い」

え

有一郞
「無一郞、無茶し過ぎ…………バカだよ本当に」

無一郞
「……おえ、ん……いさん」

有一郞
「善逸、何してるの早くこっちに」

善逸
「…………凄い」

目の前に広がる光景はおかしい

宇髄さんと対峙する鬼

そして兄貴

呼吸の質が動作が余計なものを削いだように

瞬く隙もない速さ

きっと目を閉じたらその刹那十数回は

斬り刻まれる

…………鬼になっても凄いな兄貴は

その背中が俺には遠すぎる

ともかく重要なことが分かって良かった

善逸
「足手まといだとしても兄貴と戦う」

飄々とした鬼side

あれれー？

おっかしいですねえ～～

鳴らすなつったよな？？ん？聞こえなかったって？

御愁傷様でございます

錆兎
「獪岳！何処だ返事をしろ！」

飄々とした鬼
「無理無理お返事は来ませんて
ほらお手紙食べちゃったんですよきっと」

錆兎
「……獪岳は何処だ！？」

飄々とした鬼
「いや、知りませんね
鳴らさないでって警告したのに全く
獪岳様の強さなら早々に死ぬことはないでしょう
さっさと移動します
全員を此処へ
百目鬼さん本体てはなく」

厄介な

ドコオン

猫鬼
「見つけたぞ！！」

キョロキョロしちゃってまあ

猫鬼
「？何故だ！！獪岳が居ないぞ百目鬼！！」

……獪岳様が鳴らしたんじゃないのか

急いで隠そうとして……ははあ面倒

何はともあれあの御方ではないか

飄々とした鬼
「これぞラッキーとでもいいましょうか」

童磨side

困ったなあ

無惨
「退け邪魔だ」

退いたら死んじゃうし獪岳が悲しむから

童磨
「嫌です」

無惨
「愚かな」

小芭内
「何のつもりだ」

しのぶ
「……退けお前に庇われるなんて」

童磨
「嫌で堪らない？
だって君ら俺よりものすごーく弱いのに？
早く逃げてくれない邪魔だよ」

しのぶ・小芭内
「「は？」」

庇うのものすごい面ど

じゃなくて獪岳に怒られちゃう！

リン……リﾝ

厄介だね～～

童磨
「百目鬼殿も一緒
これはこれは先にどちらか倒さないと
挽肉になる未来しか見えないね」

獪岳は猫鬼殿か……一番は猗窩座殿にあってないといいな