生まれ変わったらクズでした…12 (ページ30)

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響いたページ30

！

思ったよりも深刻だな

無一郞……いくつか骨が折れている

無一郞
「……ッッ」

不味いな

長期戦は出来ねえ

猗窩座
「もう終わりか
ならば若い今のまま死ね！」

無一郞
「！！」

ガキィン

上手くいなせた

獪岳(A)
「無一郞、歯を食い縛ってでも踏ん張れ
出来ねえならとっとと此処を離れろ！！」

無一郞
「……は？何意味分かんないこと言ってるの？
此処で置いて、逃げたら……ぐう！？」

猗窩座
「破壊殺羅針」

バァン

獪岳(A)
「無一郞！！！」

猗窩座
「鬼となれ無一郞！
鬼になれば生きられる！獪岳と一緒だ
そのままでは此処でいずれ死んでしまうぞ
鬼になれ！」

胸元に一撃

かすっていたのか息苦そうに胸を押さえている

肺が潰れてないといいが

無一郞
「……ﾋ、ﾋｭッッ……ひ
ら、れ……あッッ……ゲボォ」

猗窩座
「……そうか
ならば死ね」

天元side

だーッッ……クソ！！

鬼殺隊員の誰か通らねえか？

上は派手に戦ってるみてえだし

獪岳(A)
「……一郞！！！」

天元
「獪岳！？」

今、確かに声がしたよな

……鬼になっちまってそれで誰か

確か竈門炭治郎が

「愈史郎さんの匂いがしたので大丈夫」

みたいなこと言ってたな

取り乱して聞いてねえ奴らがほとんどだったが

まさか襲っ……いや、無いな

正気ならあんな焦った声で呼ぶ筈がない

それなら答えはあの二人でも苦戦する相手

なほ
「……行ってください！！」

天元
「は？」

きよ
「……わ、わたしたちのことは！
お気になさらず！」

すみ
「どうか、たすけてきてあげて！」

めちゃくちゃ震えて何言ってんだコイツら？

小鉄
「こ、ここは守っておくので！
か、獪岳さんとあと……無一郞さんを
助けに行ってください！！」

天元
「……別に良いけどよ
俺が行ったとして
此処に鬼が来たらお前ら一瞬で死ぬぞ」

きよ・すみ・なほ
「「「ヒィィッッ……！！」」」

小鉄
「分かっていますそんなことは」

へえ

天元
「根性あるじゃねえか
だったら俺が戻ってくるまでちゃんと
生きてろ」

…

…

…

ドガアン

よし壁はそこまで厚くねえな

天元
「合わせろ獪岳！
音ノ呼吸伍ノ型鳴弦奏々」

獪岳(A)
「天元！！
雷ノ呼吸伍ノ型熱界雷」

猗窩座
「はは！
見事な合わせ技だ！
だがッッ！！破壊殺滅式」

ドドォガガガオオオン

猗窩座
「俺の頚には届かないみたいだ
残念だ……ガハア！？」

獪岳(A)
「俺の血鬼術は響いたみたいだな」