生まれ変わったらクズでした…12 (ページ29)

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一拍おいてページ29

天元side

マジかよ

天元
「そんでお前たちは
時透に落っことされたと？」

小鉄
「だから最初からそう言ってんでしょ！？
この筋肉お化け耳ついてるのか」

すみ
「ほんとうにびっくりしました！」

きよ
「こわかったよお」

なほ
「……もしかして」

天元
「たぁーーッッ……！！
うるせえなあ後、そこのなほだっけか？
何か知ってるのか？」

なほ
「いえ、落とされる前に
何か物音が聞こえたような気がして」

……コイツらを逃がすために落としたか

ちょうど俺が下を歩いていたのを見かけたんだろう

そこらの鬼ぐらいなら柱である時透が

わざわざ慌てて落とす筈がない

恐らくは十二鬼月

だがおかしい何故物音が全くといっていいほどしない？

コイツらが落ちてきた時もそうだ

俺はコイツらが言っていた高さの半分からしか

気がつかなかった

どうなっている？

なほ
「敵に見つかっちゃったから
わたしたちを落としたのかも……」

小鉄
「はあ！？あんだけ強いのに
そんな理由で落とす筈がないでしょうが
そうだとしてもあの髪の毛ワカメ絶対許さん！！」

加勢に向かったとして

このガキどもをどうする？

戦闘員でもねえヤツらだから足手まといだ

だからといって放っては

リン

天元
「……！
上のからか！」

動いてるガキどもは何処にも消えていない

？どういうことだ

鈴の音が移動する合図ではなかったのか

きよ
「え、え、何ですか！あれ！」

！！

天元
「マジかよどうなってやがる！！」

勢いよく吹き飛ばされる壁や襖

奇妙だ音がしない

……………………………………ドドォオオオオオン

一拍おいて音が降ってくる

獪岳(A)side

猗窩座
「獪岳！鬼になったのにまだ其方側に居るのか！
戦えることは嬉しいが鬼となったのだから
あの御方の敵である鬼殺隊に肩入れは許されないぞ」

獪岳(A)
「お前らの仲間になった覚えはねえけどな！！
雷ノ呼吸参ノ型聚蚊成雷」

無一郞
「霞ノ呼吸参ノ型霞散の飛沫

……ッッ……！！！」

ドドオォ

猗窩座
「動きがずれているぞ！
ちゃんと鍛練しているのか？」

ッッ……！速かったか！

落ち着け相手は有一郞じゃない

ちゃんと合わせないと

無一郞
「……ふぅ
ごめん……次はちゃんとやれるから
加減しないであれは腐っても上弦みたいだから
終始意味不明なこと言ってるけど」

獪岳(A)
「分かった
無一郞ちゃんとついて来いよ」