生まれ変わったらクズでした…12 (ページ28)

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頚一回り分ページ28

飄々とした鬼
「趣味の悪い子のせいですよ
あー今は百目鬼と呼ばれていましたね
鈴は最後に一気に斬った方がいいですよ」

獪岳(A)
「鈴と何の関係があるんだよ」

飄々とした鬼
「ちょうど頚一回り分
無限城に居る他の鬼の中にあります
それも鈴の音が鳴る度々でどの鬼か変わるので
とーっても厄介なんですよ！
いや、得しましたね？教えてくれる優しい鬼で！」

錆兎
「趣味が悪いとは」

飄々とした鬼
「…………物凄く痛いんです！
こう心臓をずっと鷲掴みにされてるみたいな！
やられたことあるのでこれは実体件ですが！
吐きそうになりましたよ
まあ、それをやれるのは自分が殺した人の家族または恋人
それかだーいの親友ようはその殺した本人の身近だった
鬼というわけですが」

え

飄々とした鬼
「この子はお兄様の心臓を目の前で鷲掴みにされ
喰べられてぐちゃぐちゃにされたことまでは
覚えていないのでしょうね
んー、あの頃はあの御方も半ば実験的な感覚で
検証してらしたのでいろいろ可愛そうな鬼がいっぱい
此処にいるのですよ俺も含めてです！」

獪岳(A)
「……お前も協力してたのか」

飄々とした鬼
「？してませんよ
俺、アイツ大嫌いですし
同じようになった彼らには同情しません
運が悪いのはどうしようもないです
それこそ万国共通ではないですか？
あ～あ！こんなことになるなら！ってね！
今さら後悔したところで遅い
獪岳様！貴方も此方側に立ったのですから
ちゃんと後戻り出来る切符をお忘れなきよう」

切符……？

獪岳(A)
「ッッ……！？」

何かが叫んでる気がした

あれは

錆兎
「獪岳！どうした」

耳元で不適に嗤う鬼は

飄々とした鬼
「無限列車に落として来ましたか？

大切な……」

「頚と貴方の相棒を」

……は？相棒？

パァン

飄々とした鬼
「さっ！そろそろ進みましょう！
鈴は勝手に鳴らさないでくださいね！」

リン

？勝手に鳴った…？

無一郞side

大分此方が一方的にやられている

隙を作らないと

…どうやって？

猗窩座
「どうした！！
お前の強さはこんなものでは無いだろう！！」

無一郞
「うるさいなあ
黙れないの？それともその耳は飾りだったりす
……ぅぐ！？」

バキィ

！！腕が折られた

猗窩座
「遅いぞ！もっと高め合おう！！さあ！」

ふざけんな

ドサッ

無一郞
「ッ！！！獪岳……兄さん」

そんな…

獪岳(A)
「無一郞！」

！！意識があるの？僕だと分かる？

無一郞
「……背中預けても良い？」