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不幸精算機 ページ27

獪岳(A)
「皆、無事だな?」

アオイ
「はい!
獪岳さんねずこさんは私が」

獪岳(A)
「ああ、頼む」

……



とりあえず

近くの部屋から探索しているが

敵がわらわらと出てくる

あれか?百匹居たら数百万匹いるのか?

鬼にし過ぎだろ無惨お前は不幸精算機か何かなのか?

斬る鬼の中には子供であっただろう鬼もいる

……正直困る

あの頃の沙代を思い出す

行冥さんが死刑になると泣いて助けを求めてきた沙代に

助けて欲しいと泣く

お願いお願いと苦しい声が

小さな鬼
「しにたくない……くないよぉ…お、にち……あん」

獪岳(A)
「……チッ」

錆兎
「…」

ギュッ

!!

獪岳(A)
「……離せ」

小さな鬼
「あ…たし……いて、お……てかな…でえ
ひとりぼ……ち…やぁ………に…いちゃ…ん」

飄々とした鬼
「おやおや
お可愛そうに!獪岳様、少しだけかまって差し上げては?
大丈夫ですよ!もう後少しでただの炭になるんですから!」

錆兎
「黙れ」



獪岳(A)
「……なんだチビ」

小さな鬼
「こ、え」

鈴?

獪岳(A)
「くれるのか」

小さな鬼
「さが、して…あのひときらい
わがま…まて……わあ、てるよ、おえんなさい
たお…じ……ぐぎやあ!!!!」

バァン

獪岳(A)
「ッッ……な!?」

!!いきなり顔が弾けとんだ!?

ピクリとも動かないまま

残った体は炭になった……一体何が

飄々とした鬼
「あー、これは
御愁傷様でございました
では張り切って行きましょうか!」

獪岳(A)
「何か知ってるのか?」

飄々とした鬼
「知ってますけど説明が面倒なので!保留で!
て……おわッッ」

ガッッッ

錆兎がキレかけている……止めないけどな

錆兎
「保留だと?何故いま話さない?」

飄々とした鬼
「えー?面倒って言ったじゃないですか?
もー、せっかちさん!
さては童貞だなぁ〜?ッッ……ぎゃあん!?」

バキィ

獪岳(A)
「……殺すぞ」

飄々とした鬼
「……え、獪岳様のことではな」

獪岳(A)
「殺すぞ」

飄々とした鬼
「だから」

獪岳(A)
「殺す」

飄々とした鬼
「えー?ちょーうけるぅー!」

獪岳(A)
「コロス」

飄々とした鬼
「あ、嘘ですすいません!
錆兎様もどうしたんですか!止めてください!」

聞こえてる訳ないだろお前が童貞だの言おうとした

辺りで耳を塞いだからな

獪岳(A)
「俺の兄弟の前で次同じ言葉を聞いたらバラす」

飄々とした
「もー話せば良いんでしょう!?」

頚一回り分→←冨岡さん



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ゆめのなか(プロフ) - 生まれ変わったらクズでした…13が出ました良かったら続きをご覧下さい( ノ^ω^)ノ (2022年7月22日 0時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年4月12日 21時

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