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持っていなかった筈だ ページ3

ドクン

ドクン…ドクン

ッッッッ……!!!

しまっ、一瞬意識を手放しかけた

落ち着け……落ち着け……!

集中しろ血の巡りを遅らセろッ

鬼になってる場合かよ!

まダやるべきことが残ったまマ死ぬわけにハッ

獪岳(A)
「……ガ、は」

義勇
「水ノ呼吸 漆ノ型 雫波紋突き」

百目鬼
「あまいあまい
そんな見え見えの攻撃なんて
かわせますわごめんなさい」

真菰
「……玖ノ型 水流飛沫・乱」

ズババ

百目鬼
「ヒィィッッ何事!?」

見覚えのある優しい眼があった

獪岳(A)
「ま、…………こもッッぐァッッガ」

体の中が無理矢理作リ変えられてるようナッッ……

ガシッ

!!

真菰
「よく頑張ったね
……私たちの弟を随分と可愛がってくれたのは貴方?
死にたがりにしては元気いっぱいだね」

百目鬼
「ふふふふふふふ
私から逃れられたなんて思いましたかあ?
ああ、貴方があの御方のお気に入りでなければ
喰べてしまいたいわ」

真菰
「目はあるのに耳がないんだ
話が通じないんだけど」

ッッ……ッッ……ふッッ……ゥヴッッ……

目の前二黄色のでっけぇタンポポ……が、

すっ……と両頬を手で恐る恐る挟まれた

イつまでも泣き虫な野郎だな

善逸
「あ、あ、ァアアアアあに、あに兄貴……
だ、大丈夫!大丈夫だから!なっ?ほら!
俺のこと……分かるだろ?ッッ……お、鬼になんか
なってないよなッッ早くしのぶさんの所に行こうぜ
ちりょッッ……う"して貰わないと!!」

獪岳(A)
「ッヴ、るッせぇ
なに、言っ、てんッ…か分か、ねえ
泣いテる場合…か立て!!」

耳鳴りが止まない

猗窩座
「獪岳!もう諦めて鬼になれ!
共に切磋琢磨し強さを求め続けようではないか!
オイ……そこのお前は邪魔だ
破壊殺 冠先割」

獪岳(A)
「ッ稲魂!!!」

ガキィイイン

全員
「「「「「「!!!!!!」」」」」」

獪岳(A)
「ッッ????ぇ、あっっ???俺は」

刀なんて持っていなかった筈だ

おか……しい

近くにだって刀一本落ちてすらいない

じゃあ、この手にある血だらけの刀は?

猫鬼
「なんだ!もう血鬼術が使えるのか!素晴らしいな!」

黒死牟
「あれは……私の刀と同じ作りだ」

善逸
「違うッッ……!!兄貴はまだ人間だ!!
鬼じゃないっっっ!!!
俺のことを守ろうとしんだんだ!だよね!?!?
しのぶさんの所に行こう!!何とかなるから!!!」

確かになんとかなるだろうな

だが戦うことすら放棄することになる

それは

邪魔→←貴方は堪えられるかしら?



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ゆめのなか(プロフ) - 生まれ変わったらクズでした…13が出ました良かったら続きをご覧下さい( ノ^ω^)ノ (2022年7月22日 0時) (レス) id: a13dab8379 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめのなか | 作成日時:2022年4月12日 21時

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