生まれ変わったらクズでした…12 (ページ19)

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迷子ページ19

飄々とした鬼
「では点呼をとりま」

獪岳(A)
「見りゃ分かるだろうが」

錆兎
「ふざけているのか」

愈史郞
「黙れ貴様の話を聞いてやる場合じゃないんだ此方は」

童磨
「はい！俺居るよ！」

飄々とした鬼
「ワア～童磨様以外
心にグサグサくる言葉ばっかり～泣きそー！」

それにしても凄い空間だ

どうなってるんだ此処は……

まるで上下左右関係ない数えきれない襖や階段

一体どの部屋が無惨に繋がっているんだ

飄々とした鬼
「……そろそろ気合いをいれないとですし
此処にいる皆さんには注意喚起しておきます
もう間もなく地上にいる上弦、下弦、鬼殺隊員の方々は
無限城に招かれることでしょう」

童磨
「？おや？どうしてだい？」

獪岳(A)
「待てそれよりも地上って言ったか！？
此処は地下なのか！？」

ぜんぜんそう見えない

しかも空気が普通にある！

飄々とした鬼
「正解です！
此処で決着をつけてしまおうという魂胆ですね！
鬼がうじゃうじゃ居ますから！
万が一倒されそうになれば此処を解体して
地下に皆様を閉じ込めればいいのですしおすし
我々は土の中だろうがまず生き残れるでしょう
息しづらくて地獄でしょうが……まあ！這い上がれ根性だ！
と言うことで！いつかは地上に戻れます
ですがまあまず人間は窒息死しますこれ常識ですよ！」

錆兎
「鬼がうじゃうじゃ……
まさかあの下に居る黒い蠢いてる集団は」

愈史郞
「……嘘だろ」

飄々とした鬼
「非情に残念ながら鬼の皆様でございま～す！」

愈史郞
「ッッ…珠世様！！珠世様！！
こうしてはいられない！！
珠世様！！今、愈史郞が参りますぅううう！！！」

ガシッ

愈史郞
「何をする！？
離せ！珠世様を探しに行かなければ！！」

獪岳(A)
「闇雲に何処に行くつもりだやめろ！」

善逸side

あっれっれ～おかしいなぁッッ！！！！

此処は何処！？俺は善逸！！

よし！記憶喪失じゃない！！迷子だけどね！？

俺、兄貴の所に加勢に行く途中で確か

あ！そうだ！床が引っこ抜けたんだった～！

善逸
「て、何でそうなんだよ！？おかしいだろ！？
床が失くなったとして地面は！？
地面は何処に行ったわけ！？この壮大な空間なに！？
え？？？？お屋敷の地下にこんな空間隠してたの？？？
はい？？？金かけて何してんの？？？
飛んでもねえ欠陥住宅ですけど！！！！
炭治郎！！か伊之助！！連れてくりゃ良かったよぉお！！」

宙ぶらりんな俺はどうしたら……あ

珠世
「あの、大丈夫ですか？」