生まれ変わったらクズでした…７

貴女の決意 ページ43

雛鶴side

アオイ
「雛鶴さん窓から逃げて」

雛鶴
「！アオイさん！それでは貴女が」

アオイ
「このことを早く音柱様か炎柱様
もしくは影の方たちに伝えなければ
行けません！
……じ…時間は私が…私がなんとか」

アオイさん震えている

…此処で私が逃げたらこの子は

死んでしまう

瓜二つに笑う鬼
「此方たちは何故生きるのですか」

何を言ってるの

瓜二つに笑う鬼
「生きることは粋ではなく
息をすることは逝き着くことは出来ない
此方たちの意気は良いことではない
域にすら達していない
早く此方たちも帰してあげましょう
外の方たちを遺棄し続けるのは
可哀想ですからね」

アオイ
「いきいきいきいきうるさい方ですね！
喰べるために殺されたわけでもない
ただあなたのお遊びのために死んだ仲間に
会わせてあげます！
あっちに行って……私の
私の仲間に数百、数万回謝って下さい！
それでもあなたが許されることは
ないでしょうけど！」

瓜二つに笑う鬼
「お遊び？お遊びと言いましたか？
命という鳥籠から放ってあげたのです
やっと愛する故人に会いに羽ばたけるのです
感謝こそすれ詫びることなど
何処にありましょうか」

なんで挑発するような

アオイさん…貴女！

雛鶴
「……約束します
貴女の決意を無駄にしません」

アオイ
「…はい」

ビュン

早く…早く天元様たちを見つけなければ

相手は下弦の弐なのだから

天元
『ハァ？お前それ
傷だらけじゃねぇーか
弱ェー鬼と戦ったんだろ何だよそのザマ』

雛鶴
『お見舞いに来ました
大丈夫ですか獪岳』

獪岳(A)
『ほっとけ
雛鶴さんはありがとう
大した怪我じゃない気にしないでくれ』

！…刀傷がある

天元
『オイ！
獪岳、お前コレ……誰だ
誰につけられた！オイ！』

獪岳(A)
『誰って敵？』

刀を使う敵？

相当の手練だろうか

天元
『嘘こけ』

獪岳(A)
『勝手に言ってろ…違う』

…

…

…

あれ、誰かが話してる

隊士
『お前獪岳に怪我させたんだって？』

隊士２
『邪魔する奴が悪いだろ！
今回も余裕で勝てる弱い鬼だったんだ
出世するために俺にやらせてくれって
言ったのに邪魔したからだ！』

隊士
『ふざけてんのかお前は！
その鬼、傷ついた仲間を盾に使ってたんだろ
それをお前が仲間を助けるどころか
そのまま仲間ごと斬ろうとしたから獪岳が
止めたって聞いたぞ！』

隊士２
『死ねば良かったのにな
獪岳もソイツも邪魔なんだよ』

は？

天元
『…こんなクズ庇ってんじゃねぇよバカ』

残念だ→←地獄に堕ちる

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