生まれ変わったらクズでした…７

弟はともかく ページ32

は？

えちょっ待て

獪岳(A)
「妹にはなれません
鬼にもなれません諦めてください姉様」

堕鬼
「なんで
アンタ私の妹にしてあげるって言ってるのよ！
鬼になれば醜く老いることもな」

獪岳(A)
「俺は男です」

堕鬼
「？今なんて」

獪岳(A)
「ﾊｯしまったつい！」

男だってバラしちまった！

堕鬼
「…男なの？」

獪岳(A)
「そうだ、あと俺は鬼殺た」

堕鬼
「なら、弟になればいいわ！
鬼殺隊だってことは分かってたもの
アンタと一緒にいた黄色い頭の不細工も
そうでしょ」

獪岳(A)
「分かってたなら何故」

堕鬼
「ふふ、店の中でしかも人目が
多くある中で殺したりしないわよ
それに獪子アンタならともかく
あの不細工は殺したって喰べないわよ

私は汚い年寄りと不細工は喰べないし」

善逸は不細工じゃな

獪岳(A)
「！…俺は喰べる気だったんじゃねぇのか
なんだって弟になれだの
鬼になれだの言いやがる？」

堕鬼
「ええ、気が変わったの
数年は生かしておいて側に置こうと思った
ここ数日アンタと一緒に居て数年じゃ足りない
けどあと一年もう一年気がついたら
アンタは醜く老いていたなんて
私は許せないわ
なんで早く喰べてあげなかったのって
…本当に美味しそうな目」

！

帯！？

ズザッ

堕鬼
「逃がさないわよ
今のを避けても此処から本当に逃げられると
思っているの？大丈夫よ鬼になっても
私たちが守ってあげる
お兄ちゃんは一緒に説得しましょう」

クソッどうしたら

こんなに帯が出てくるんだ！！

ガシッ

！？アイツ体からもう一人鬼が！！

ギギギゥ

獪岳(A)
「！！がァッ…ふざけんな…鬼になんて」

堕鬼
「お兄ちゃんありがとう
アンタも大人しく捕まっておきなさい
帯の中に入れるのに時間がかかるでしょ」

そう言われて誰が大人しくなんか

堕鬼
「黄色い頭の不細工どうしようかしら」

！！

獪岳(A)
「なんのつもりだ」

堕鬼
「別に、ただ
アンタが大人しく捕まるなら
今は殺さないであげるわよ」

…

堕鬼
「へぇ大人しくするのね不細工なんかのために」

獪岳(A)
「うるせぇな」

妓夫太郎
「なああ梅ぇ
コイツ本当に鬼にするつもりかああ？
それに弟ってどういうつもりだあ」

堕鬼
「見てよこの目！！
顔だって悪くないわ
それにお兄ちゃんだって必ず気に入るわ！
私の見立てに間違いなんてないでしょ！」

妓夫太郎
「……はぁあああしょうがねぇなあ
弟はともかくなあ鬼の件はあの御方に聞けよお」

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