生まれ変わったらクズでした…７

くの一 ページ19

宇髄
「これが
鴉経由で届いた手紙だ！！」

べべしべしべしッ

善逸
「ギャーーーッ」

……随分多いな

それだけ情報が手に入らないのは珍しい

あの三人なら尚更

炭治郎
「随分多いですね
かなり長い期間潜入されてるんですか？」

……善逸

善逸
「…ぇ？嘘でしょ…？
妄想で自分で書いたとかじゃ…」

宇髄
「三人いるからな嫁」

善逸
「三人！？嫁…さ…三！？
テメッ…テメェ！！
なんで嫁三人もいんだよざっけんなよ！！！」

ドゴッ

宇髄
「おい……なんのつもりだ
邪魔すんな獪岳」

獪岳(A)
「…これから任務だろうが
余計なことすんな支障があったらどうする
後、善逸謝れ」

善逸
「ハァ！？なんで！！だってこんの…」

獪岳(A)
「謝れ、こんな筋肉ダルマでも
その三人の嫁が選んだことには代わりねぇんだ
…俺も信じられないけどな」

このバカの何処がいいのかさっぱり

善逸
「……チッ、スンマセンデシタァーーハッ」

宇髄
「テメェクソガキ！！
ぜってぇー反省してねぇだろうが！
おい！獪岳アイツ殴らせろ！！」

獪岳(A)
「今そんなことしてる場合か
雛鶴さんたちのことを優先しろ
炭治郎、手紙にはなんて書いてある？」

炭治郎
「え、あ、ああ
来る時は極力目立たぬようにと
何度も念押しされてる
宇髄さん具体的にどうするんですか？」

宇髄
「あ？そりゃまあ変装よ
不本意だが地味にな
お前らにはあることをして潜入してもらう」

アオイ
「あの音柱様のそのお嫁さんは
大丈夫なんでしょうかその…定期連絡が
途絶えたんですよね」

獪岳(A)
「あまり心配いらねぇとは思うが
…鬼が十二鬼月、上弦だとしたら
ヤバいだろうな」

宇髄
「まぁそんじょそこらの鬼相手なら
遅れなんてとらねぇからな俺の嫁は
俺の嫁は三人共優秀な女忍者くの一だ
花街は鬼が潜む絶好の場所だと俺は思っていたが
俺が客として潜入した時
鬼の尻尾は掴めなかった」

獪岳(A)
「だから客よりも内側に入ってもらったのか」

宇髄
「そうだ
すでに怪しい店は三つに絞ってあるから
お前らはそこで俺の嫁を探して情報を得る
"ときと屋"の《須磨》
"荻本屋"の《まきを》
"京極屋"の《雛鶴》だ」

伊之助
「嫁もう死んでんじゃねぇの？」

ゴチン

伊之助
「イデッ！！何すんだ獪岳！！」

獪岳(A)
「伊之助、時と場合を考えろ」

宇髄
「……ハッお前が先に手ェ出してちゃ世話ねぇな
んだよ？俺のた」

獪岳(A)
「自惚れんな雛鶴さんたちが
そう簡単に死ぬかよ」

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