生まれ変わったらクズでした……４

かまぼこ権八郎！！ ページ50

とりあえず

清の勘違いもどうにか出来たし

清
「本当にありがとうございました
家までは自分たちで帰れます」

此処からならまだ日が出ているから

三人だけで帰っても大丈夫だろう

獪岳(A)
「おう、気をつけるんだぞ」

……

……

……さてと

獪岳(A)
「俺達は、とっと藤の家に行くぞ」

炭治郎
「藤の家……って何だ獪岳兄ちゃん？」

獪岳(A)
「それはコイツが行きながら
教えてくれるさ」

炭治郎の鴉
「フフン、教エテヤロウ！
サァ、ツイテ来イ
コノ私ニ！！カァア」

スッゴい自信満々に

ツイテ来イ！って言ってるけど

獪岳(A)
「……なら俺の肩の上に
なんでとまってんだよ」

炭治郎の鴉
「……細カイ事ハ気ニスルナ！」

獪岳(A)
「あぁ、そうかよ」

……ん？

炭治郎
「…そうか！伊之助も山育ちなんだな」

伊之助
「お前と一緒にすんなよ
俺には親も兄弟もいねぇぜ
他の生き物との力比べだけが
俺の唯一の楽しみだ！！」

あ、あれー？炭治郎？

いつの間に伊之助と話こんでたの？

炭治郎
「そうか、そうか」

伊之助
「俺は必ず隙を見て
お前と獪岳に勝つぞ！！」

……あ、名前間違えてない

炭治郎
「俺は竈門炭治郎だ！！」

伊之助
「かまぼこ権八郎！！
お前に勝つ！！」

炭治郎
「誰なんだそれは！！」

伊之助
「お前だ！！」

炭治郎
「違う人だ！！」

善逸
「ア"ァアア！！う"るさいわァ！！」

獪岳(A)
「……とりあえず俺の耳元で叫ぶな善逸
分かったな？」

うるっさい！

善逸背負うのは別に喜んでやるけど

耳元で叫ぶ？？普通

ヤバいめっちゃ耳痛い

善逸
「……ぁ、ごめん兄貴気をつける」

獪岳(A)
「あぁ、大人しくしてろよ」


ー藤の家到着ー

善逸が何かにつけて

ひささんのことを妖怪だのなんだの

……確かに最初に会った時は自分も

少しはそう思っちゃったけど

獪岳(A)
「善逸、失礼だぞ」

善逸
「妖怪だよ兄貴
あの婆さん妖怪だ
速いもん異様に妖怪だよ
妖怪婆…」

獪岳(A)
「いい加減にしろ！！」

ゴチン

善逸
「ゴフッ」

……まったく

女の人
「あ、あの」

？誰だろう、この人

ひささんの家の人ではないな

女の人
「家の人を助けて頂き誠に
ありがとうございました
本当にありがとうございました！！」

話を聞くとあの屋敷から

放り出された方の嫁さんだった

涙ながらに感謝して去っていった







*生まれ変わったらクズでした……５に続きます

この小説の続きへ→←ベチョッ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す