生まれ変わったらクズでした……４

血をとってみせます！！ ページ22

矢琶羽side

朱紗丸
「そうかえ」

この鬼狩りには見えない

儂の矢は

炭治郎
「ぐっ！」

お前はただ何も出来ずに死ぬだけじゃ

愈史郎
「おい間抜けの鬼狩り！！
矢印を見れば方向が分かるんだよ
矢印をよけろ！！」

…！見えておる奴がいるのか

厄介な…

炭治郎
「…！？矢印なんて、どこにも」

愈史郎
「俺の視覚を貸してやる！！
そうしたら毬女の頸くらい斬れるだろう」

ビッ

炭治郎
「！？」

チッ！何をする気じゃ

朱紗丸
「キャハハッ何か言うておる
面白いのう楽しいのう
十二鬼月である私に殺されることを
光栄に思うがいい」

炭治郎
「十二鬼月？」

珠世
「鬼舞辻直属の配下です」

朱紗丸め！余計なことばかり言いおって

朱紗丸
「さぁ…！
遊び続けよう！朝になるまで！命尽きるまで！」

…皆殺しにすれば問題ない

矢琶羽
「……見えるところでどうやって
儂の矢から逃れられる？」

答えは無理と決まっておる


炭治郎side

見えた！！

この矢印で毬の軌道を……動かしていたのか！！

炭治郎
「愈史郎さん、ありがとう
俺にも矢印見えました」

だが、やはり一人で二人相手するのは

無理だったか

どうし

ねずこ
「むぅ！」

獪岳(A)
「ねずこ！炭治郎は今、戦ってるんだ
此処にいろ流石に離れたら
ちゃんと守ってやれねぇ！」

ねずこ
「むーー！」

ものすごい勢いでこっちに来ようとしてる

獪岳(A)
「……炭治郎！どうすんだ？」

炭治郎
「…え」

どうって…

ねずこ
「むぅ！むーー！」

炭治郎
「…ねずこ」

そうか、そうだよな

ねずこは俺一人だけに背負わせたり

するような妹じゃない

炭治郎
「ねずこ！分かった！
獪岳兄ちゃん、俺ねずこと一緒に戦う」

獪岳(A)
「……いいんだな？」

炭治郎
「……うん！」

矢印は木の上から来ている

炭治郎
「ねずこ木だ！！木の上だ！！」

ドゴ

ねずこ
「むーー！」

よし！ねずこの蹴りが入った

矢琶羽
「ぐっ…！」

朱紗丸
「ハハッ矢琶羽、ぶじかの…」

今度はこちらからだ

炭治郎
「水の呼吸 参ノ型 流流舞い！！」

朱紗丸
「なっ…！」

よし…！腕を斬れた

再生まで毬を投げることが出来ないはずだ

炭治郎
「珠世さん
この二人の鬼は鬼舞辻に近いですか！？」

珠世
「恐らく」

なら

炭治郎
「では必ずこの二人から
血をとってみせます！！」

朱紗丸
「キャハハハハ
腕はもう生えた、さぁ遊ぼう！」

炭治郎
「…！？」

ほんの少しの間にすぐに新しい腕が生えた！？

囮に→←鬼だから

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