生まれ変わったらクズでした……４ (ページ1)

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頸を斬られたページ1

炭治郎side

手鬼
「十三…十四でお前で十五になるはずだった
……が、お前で十二だ」

炭治郎
「！？何の話だ」

手鬼
「俺が喰った鱗滝の弟子の数だよ
アイツの弟子は殺してやるって決めてるんだ
……決めてるんだ、だが三人取り逃がした
あの三人、珍しい毛色のガキだったな
一番強かった宍色の髪をしてた口に傷がある
二人目は花柄の着物で女のガキだった
小さいし力もなかったがすばしこっかった……」

宍色の髪、口に傷……錆兎か

花柄の着物……真菰だよな

炭治郎
「……あと、一人は」

手鬼
「……そう後一人！あのガキさえ居なければ！
俺は、先の二人のガキどもを喰えた！
あの、黒い狐さえ居なければ！
ああ！忌々しい！
……まぁ、あの黒い狐は今回いないみたいだな
なあ、俺がどうしてお前が鱗滝の弟子だと
分かると思う？」

……何か目印でもある……の…か

……！狐の面

手鬼
「目印なんだよ
その狐の面がな鱗滝が彫った面の木目を
俺は覚えてるアイツがつけてた天狗の面と
同じ彫り方"厄除の面"とか言ったか？
それをつけてるせいでほとんど喰われた
そいつらみんな俺の腹の中だ
鱗滝が殺したようなもんだ」

……止めろ

手鬼
「フフッフフフフッ
これを言った時、女のガキは泣いて怒ってたなァ
フフフフッその後すぐ動きがガタガタに
なったからなフフフフフフフッ
……この藤の花の牢獄の外で死んだか？
手足の骨を折ってそれから……」

炭治郎
「……黙れ！！お前、お前なんか！！」

呼吸が乱れる怒りで気がどうにかなってしまう！

……分かっている俺は二人が生きていると

知ってる！だけど、だけど！こんな…！

許せないんだ！俺が許せないコイツを！

ドッ

しまっ…！

ゴッ

炭治郎
「……カハッ！」

もろに攻撃をくらってしまった！

意識…が！

炭十郎
《炭治郎！！》

炭治郎
「…！」

ドド

間一髪、避けれた！

土から変な匂いがする！！……下か！

手鬼side

たっ高い！！

地中の手に気づかれ仕留め損なった！！

でもな空中では

この攻撃をかわせない！！

ガツン

頭突き！？避けられた

手は出し尽くしてる

すぐにはもどせない狐のガキは間合いの内側

でも俺の頸の守りは硬いから斬れない

アイツでも斬れなかった

炭治郎
「全集中・水の呼吸…」

俺の頸を斬り損ねたところで

頭を握り潰してやる

アイツみたいに助けてくれる奴はいない

炭治郎
「ああああああ！！！
壱ﾉ型水面切り！！！」

……鱗滝と重なる！

ドシャ

頸を斬られた