生まれ変わったらクズでした……４

叩いていいですよ ページ35

炭治郎side

え

獪岳兄ちゃん……？

なんでそんなに怒ってるんだ

善逸
「いつ死ぬか、わからないんだ俺は！！
だから結婚してほしいというわけで！！
頼むよォーーーーッ」

お、女の人に抱きついて泣きじゃくってる

なんだあの人

炭治郎
「何だ？」

炭治郎の鴉
「カァアーーーッ」

俺の鴉もあり得ないものを見た

それでも男かって思ってるような

匂いがする

あ、雀がこっちに来る

獪岳(A)
「……す」

え？

獪岳(A)
「殺す……殺して俺も死ぬ」

獪岳兄ちゃん？？お顔がコワイよ？

え？ヤバい本気だこれって

本気の匂いがする

チュン太郎
「チュン！チュン！」

炭治郎
「そうかわかった、俺が何とかす…」

善逸
「助けてくれ！！
結婚してくれ」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

待って獪岳兄ちゃん先に行かないで

獪岳(A)
「おい！！！」

善逸side





グンっていう上に持ち上げられた

感じがしたと思ったら

一番今の状況を知られちゃいけない

相手の声がした……ていうか

さっきから聞こえてだけどね

……物騒な音が！！

ヤバｧい俺、鬼に会う前に

死ぬわ

獪岳(A)
「何してやがる道の真ん中で！！
その子は嫌がってんだろうが！！」

炭治郎
「そうだぞ！
そして雀を困らせるな！！」

そして誰だよお前

…って

善逸
「あっ隊服お前は最終選別の時の…
なんでお前があに…」

炭治郎
「お前みたいな奴は知人に
存在しない知らん！！」

俺の話を遮るなよ！

なんでお前が兄貴と一緒にいるの！？

あ、同じ任務に行くのか

…ってそうじゃなくて！！

善逸
「えーーーーっ！！
会っただろうが会っただろうが
お前の問題だよ記憶力のさ！」

炭治郎
「さぁもう家に帰ってください」

女の子
「ありがとうございます」

善逸
「おいーーーーっ！！」

何、俺を無視して帰そうとしてんの！？

善逸
「その子は俺と結婚するんだ
俺のこと好きなんだから…


な"っ！？」

バシィバシッバシッバシン

痛い！痛いなんで叩くの！？

炭治郎
「落ち着いて」

善逸
「うわぁぁん」

…って兄貴！？どうして

俺を女の子に近づけるの！？

引っ張らないでよ！

獪岳(A)
「炭治郎、その子を離すんだ」

炭治郎
「え？……でも」

獪岳(A)
「いいから」

炭治郎
「うん」

獪岳(A)
「すいません、ほら叩いていいですよ」

はい？

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