生まれ変わったらクズでした……３

少し多忙 ページ8

ー六日後ー


葵枝side



しのぶ
「普通の生活が出来るようになるまでは
まだまだですかね」


葵枝
「本当にありがとうございます
なんとお礼を言ったらいいか」


しのぶ
「いえいえ、これも鬼殺隊の仕事ですから
安心して治療を受けて下さいね」



炭治郎、ねずこ事情は、獪岳さんに聞いたけれど


葵枝
「私達を襲ったのは……」


しのぶ
「人を喰い殺す鬼と呼ばれる者です
大丈夫ですよ鬼を滅するために我々がいます」


……本当にねずこは、鬼になってしまったの？


なら、この人は……この人達は……


ねずこを殺すのでしょう


獪岳さん……貴方は、どうして


この人達と同じ鬼殺隊でありながら


家族を…ねずこを守ってくれるの？


しのぶ
「そう言えば、獪岳に会ったんですよね？
どうでした？あの子、良い子でしょう」


葵枝
「……えぇ、家の子供達もとてもなついて
それはもう新しいお兄ちゃんが出来たみたいに」


しのぶ
「……やはりそうですか、本当にあの子らしい」


…！とても、優しい微笑み


さっきまでの笑顔とは、違うまるで……


葵枝
「……好きなんですか？」


しのぶ
「うふふ、姉弟という意味ではそうですかね
昔からとても優しい子です
お世話になった貴方達のことをとても心配して
治療も手伝ってくれましたよ」


あら、早とちりだったみたい……


葵枝
「そうなんですか、
なら、お礼を言わないといけないですね
今、どちらに？」


しのぶ
「あの子は、少し多忙でして…
次の任務に早々に呼び出されてしまったんです」


葵枝
「では、次の機会に子供達と一緒にお礼を
しなくては、ですね」


しのぶ
「きっと、皆さんの元気な姿に喜びますよ
それまでに元気になるのお願いしますね！」


獪岳(A)side

いきなり義勇とお館様に呼び出されて

心底、ヤバいという心の警報が鳴り止まない

いや、多分死にはしない……多分そう、多分

死なないよね？任務の話だよね？

お館様
「二人とも私に話さないといけない事は
ないかい？」

義勇
「それは……ﾑｸﾞ」


思わず義勇の口を手で覆う


獪岳(A)
「な、な、なんのことでしょうか？」

お館様
「そんなに構えなくとも良いよ？
全部、分かってるからね」


獪岳(A)
「……ﾏ,ﾏｼﾞﾃﾞｽｶ」


義勇
「ﾑｸﾞ、ﾑｸﾞﾑｸﾞﾑｸﾞﾑｰ！」


獪岳(A)
「いや、話したいならせめて
手を退けようとしろよ？」

義勇
「…！では、退ける
それでは、お館様、俺から説明致します」

今回の仕事→←したいことをしただけ

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